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事例

可聴上限周波数までの車室内音場解析

解析概要

車室内を解析対象空間とする場合、FEMや従来のBEMといった波動音響解析手法による数値解析・評価では、その計算負荷の高さにより1000Hz程度の低~中周波数帯域までしか実務的ではありませんでした。

WAONのFMBEM(高速多重極法を使用した境界要素法)による音場解析手法を適用することにより、車室内空間を対象として可聴上限の20kHzの高音域までの効率的な騒音評価や音質評価が可能となります。

本事例では車室内空間の解析用メッシュは3Dスキャンデータから生成されています。解析結果と実測との比較では特に高周波域で良好な一致が見られます。また計算負荷の表より、可聴上限の20kHzまでの計算が一般的な計算サーバー程度のスペックのPCで計算可能であることが確認できます。本事例の詳細は以下の論文をご参照下さい。

笹島学, 桝本貴之, 渡邉光春, 内田善照, 東川晶
境界要素法を用いた車室内音場解析と実測について(第2報)
自動車技術会2021年秋季大会 学術講演会 講演予稿集, No. 165, 2021.10

解析用メッシュの作成

音圧分布コンター図

測定と解析の比較

計算周波数ステップと計算負荷

適用周波数 計算周波数
ステップ数
所要時間
(1周波数平均)
最大使用
5kHz以下 20 39.6 min 14.2 GB
6.3k~10kHz 3 2.2 h 56.7 GB
10~20kHz 3 20.2 h 244.4 GB

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