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セミナー・イベント

手戻りゼロを目指す車載EMC設計 ~考え方・部品・シミュレーションで実現するCISPR25対応の実践アプローチ~

TDK様、NECソリューションイノベータ様 ご登壇!
EMCノイズ対策とその効果を測定データやアプリケーション事例を交えてご紹介

車載製品のEMC適合設計で発生しやすい「ノイズ対策部品の選定が難しい」「規格リミット値がクリアできない」「対策の効果が読めない」「測定と設計がつながらない」といった課題に対し、TDK・NEC・サイバネットの3社が実践的な解決策を提示します。
設計〜試験前までのフローを効率化し、車載EMCの品質とスピードを向上させたい方に最適な内容です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

対象
どなたでもご参加いただけます
受講料
無料

日程・お申し込み

参加ご希望の日程をクリックしてください。申し込みフォームが表示されます。

※参加お申し込みは、開催日の5日前に締め切らせていただきます。

開催概要

開催会場 TKP新横浜カンファレンスセンター  [ アクセス ]
定員数 100名

対象

・EMCに関わる設計者​
・車載用電子機器の開発・設計に関わる方
主な対象製品・
サービス
NEC DEMITASNX
SimYog Compliance-Scope
EMCスキルアッププログラム
参加費 無料 (事前登録制)
主催 サイバネットシステム株式会社
後援 TDK株式会社、NECソリューションイノベータ株式会社

※お申し込みが最少開催人数に満たない場合は、中止になる可能性がございます。
※プログラム/名称などは予告なく変更する場合がございます。

アジェンダ

本セミナーでは、以下の内容に加えて、デモも交えてご紹介いたします。

13:30-14:30

【基調講演】 48V入力DCDCコンバータにおけるCISPR25 伝導エミッション実験事例

TDK株式会社
電子部品ビジネスカンパニー 製品&アプリケーションコラボレーション部 EMCソリューション課
課長 博士(工学)

菊池 浩一 様

 
最新の48Vシステムに対応したDCDCコンバータにおけるCISPR25伝導エミッションでの実測を元に、対策に苦慮している状況を赤裸々に紹介いたします。
各社まだまだ開発段階の状況が多い48V系DCDCコンバータでの実験事例になります。今回の対策事例では規格に対する対策はある程度めどは立ったもののまだまだ実際の設計で皆様がすぐに採用いただけるような状況まで落とし込めておりませんが、そのような状況も含めいち早く皆様にお届けできればと思い、お恥ずかしい内容ではありますが赤裸々に紹介できればと思います。
まだ対策検討途中の内容とはなりますがフィルタリングの基礎的要素も入っていますので、皆様の設計開発段階で少しでもヒントになれば幸甚です。

<講演者プロフィール>
1993年3月大学卒業後.同年就職、2007年1月TDK株式会社入社。主に顧客システムにおけるEMC対策支援に従事。2025年3月九州工業大学大学院修士後期課程卒業、博士(工学)取得.電子情報通信学会,エレクトロニクス実装学会,IEEE各会員。
エレクトロニクス実装学会 電磁特性技術委員会、KEC/iNARTE EMC設計者資格推進委員会、日本能率協会 EMC設計・対策技術シンポジウム企画委員会 各委員

14:30-14:40

休憩

14:40-15:15

【ソリューション紹介】 ノイズ放射の直感的理解 ~EMC設計を効率的に進めるために~

サイバネットシステム株式会社
エレクトロニクス技術室
シニアエキスパート

山本 悦史

「EMC設計ルールを適用したのにノイズが落ちてない?」
「シミュレーション結果と実測があわない?」
こうした問題の原因を解析方法や設計ルールの間違いだと考えがちですが、 実際は--、解析手法や設計/対策ルールではなく、その前提条件の誤りに気づかないことが主要因になっています。この検討を効率化するためには、「数式の展開力」に頼るのではなく、ノイズ放射の「直感的な理解」が重要になってきます。
本講演では、「どのようにノイズが放射されるのか?」、「どうすればノイズを低減できるのか?」を直感的に理解できる思考のフレームワークをお伝えします。

<講演者プロフィール>
村田製作所でEMC対策部品の開発、およびアプリケーション研究に従事したのち、日産自動車でオーディオやアンテナ設計に携わる。その後、欧州第三者認証機関で認証の審査業務(EMC)を経て、現在はサイバネットでEMC関連のサービスを担当。
一般社団法人KEC関西電子工業振興センター/iNARTE EMC設計技術者資格試験問題作成部会委員

15:15-15:35

【ソリューション紹介】 "使いやすい"規格試験シミュレータによるEMC設計のフロントローディング

サイバネットシステム株式会社
エレクトロニクス技術室
シニアエキスパート

久禮 寛大

世の中にはEMC設計ツールや電磁界解析ソフトウェアが多数存在しますが、「操作が難しい」「設定が複雑」「導入ハードルが高い」といった理由から、現場で十分に活用しきれていないケースも少なくありません。
本セミナーでは、こうした課題を解消し、シミュレーションに不慣れな方でも直感的に扱うことが可能な規格試験シミュレータをご紹介いたします。試験環境モデルが自動セットアップされるため、専門的な知識がなくても規格試験相当のシミュレーションを短時間で実行でき、開発初期段階からEMCリスクを可視化することが可能となります。ツールの特徴や活用ポイント、解析事例を通して、「EMC対策の効率化」や「設計段階でのリスク低減」を実現する方法をお伝えいたします。

15:35-16:05

【ソリューション紹介】 EMC設計ツールの効果を実測検証  ーDCDCコンバータのEMC設計事例ー

サイバネットシステム株式会社
エレクトロニクス技術室
シニアエキスパート

安藤 大志

EMC試験不適合による開発手戻りをなくすため、EMC設計ツールに興味は持っていても「本当に使いこなせるのか」「期待した効果は得られるのか」などといった不安からなかなか導入に踏み切れない…そんな経験はありませんか?
本セミナーでは、扱いやすさに定評のあるEMC設計ツール、「NEC DEMITASNX」と「SimYog Compliance-Scope」を活用し、DCDCコンバータ基板のレイアウトを段階的に改善していく実践プロセスをご紹介します。また、ツール上で改善して終わりではなく、実際に基板を試作して放射エミッション試験を実施。解析結果と実測値がどこまで一致するのか、EMC設計ツールの効果を"実際の基板"で検証した結果までお伝えします。

16:05-16:15

休憩

16:15-16:55

【特別講演】 設計条件を変えてEMCノイズを測ってみた

NECソリューションイノベータ株式会社
ビジネス基盤統括部
シニアプロフェッショナル

矢口 貴宏 様

 

放射ノイズやESD等、回路やプリント基板の設計段階で考慮するとよいといわれている項目は多数ありますよね。そこで本発表では、その中の数個の項目に対し、実際の基板(DC-DCコンバータ回路等)を用いて、設計条件を変えた状態で測定したEMCノイズの結果を示し、効果的な対策方法を説明いたします。

<講演者プロフィール>
日本電気入社後、並列コンピュータの開発や電気系シミュレータの利用・開発を担当。
その後SIやEMI等のノイズ対策技術の研究や、それを基にした不要電磁放射抑制設計支援ツールDEMITASNXの開発に従事。続けてパワーインテグリティ、ESDおよび電源系のノイズ対策等の研究とDEMITASNX機能強化を行っている。
またノイズ業界支援活動として学会等でのセミナー講演や専門誌の執筆、およびEMC技術者資格試験の委員を担当している。

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