Phelos(フェロス)は、広範囲の角度に対して、OLEDの発光スペクトルを自動で測定します。
Fluxim社が有機エレクトロニクスや太陽電池に対して提供している研究開発ツールにおける新製品です。
Phelosは、OLEDのスペクトルを複数の角度で測定します。 OLEDの効率は、測定されたスペクトルを積分することで計算されます。
強度や色の角度変化と全体の効率が、外部積分球を必要とせずに一度に測定できます。 SetfosシミュレーションはPhelos制御ソフトウェアに統合されているため、発光ゾーンのエミッタの向きや空間位置などの内部デバイスパラメータを抽出できます。
角度に対してのs偏光およびp偏光の強度を分析することによって、単一のフィルムまたはエレクトロルミネセンスデバイスにおける発光分子の配向を、高精度の双極子放射シミュレーションによりフィッティングで求めることができます。 この抽出方法は、多くの文献で実証されています。 Phelosの測定は、ワンクリックで開始されます。 Phelosはスタンドアローンの測定器として、或いはPaiosの電気測定プラットフォームと接続して使用することもできます。