事前登録の受付は10月4日17時にて終了いたしました。

基調講演
- 
                                      設計・デザインへの生成AIの影響の考察国立情報学研究所情報学プリンシプル研究系
 教授宇野 毅明 様近年の生成AIの発展は、今まで機械化が行えなかった人の思考や発想の部分に対しても機械化・自動化の可能性を与えています。しかし、なんらかの大きな落とし穴をはらんでいる可能性もあります。本講演では、生成AIをより高次の視点から俯瞰することで、AIがものづくりや工業デザインに与える影響を考察し、生成AIの直接的な機能からは推察しにくい部分にせまります。 
ユーザー講演
- 
                                    車両性能検討におけるデジタルトランスフォーメーション ~回帰AIと生成AIの複合的適用事例のご紹介~トヨタ自動車株式会社先進プロダクト開発部 CAE技術室 自働設計推進1Gr
 主幹谷口 真潮 様自動車業界では顧客の多様なニーズに応えるために開発期間短縮が求められています。そこで、従来の実験やCAEによる性能評価に代わりサロゲートAIの活用が注目されています。弊社では、予測精度向上を目的とし回帰と生成を複合させたサロゲートAI技術を構築中です。本講演では、要素技術となる「Bピラーの側面衝突性能予測技術(回帰)」「フードアウタの形状生成技術(生成)」を紹介します。 
- 
      CAE×IoT×AI連携にてリアルタイム良否判定システムを構築し不良ゼロへトヨタ自動車株式会社素形材技術部 基盤開発室 4グループ
 グループ長筒井 秀起 様生産現場が目指す将来の姿において不良ゼロ、完全自働化の達成は必須項目となりますが、現状は様々な要因により不良ゼロ達成は困難であり、作業員が都度生産条件を調整して対応しています。目指す姿に向け今後はこれらの要因に対応できる生産システムが求められています。本講演では、リーンスタートアップとして工場IoTやAI、CAEを連携させ現場で即時に良否判定を行い必要なタイミングで自働的に良品条件を設備へフィードバックし不良を造らないシステムを構築した取り組みを紹介します。 
- 
     動的モード分解制御を用いた一様流中に置かれた円柱周りの非定常流れのフィードバック制御埼玉大学理工学研究科機械科学部門/工学部機械工学・システムデザイン学科
 准教授姜 東赫 様データ駆動科学の手法の一つである動的モード分解制御(Dynamic Mode Decomposition with control, DMDc)について紹介します。本講演では、DMDcによって同定したシステムをCFDの代替モデルとして、円柱周りの流れのフィードバック制御を試行しました。同定したシステムにおける揚力変動の抑制効果をCFDの結果と比較して評価し、制御された流れ場について検討を行いました。 
招待講演
- 
                                    設計サイクルの加速と画期的なエンジニアリングのためのエンジニアリング インテリジェンスNeural Concept SAChief Executive OfficerPierre BAQUE 様今、企業は短期間で高性能な製品を開発しながら利益を確保するプレッシャーに直面しています。 ※英語での講演です。同時通訳を予定しています。
 この状況に変化をもたらすのが、EI(Engineering Intelligence)です。EIのアプローチを用いることで、AI技術を活用してCAD/CAEとエンジニアリングデータをプラットフォームに統合し、 ほぼ自律的な設計が可能となります。これにより、設計サイクルの短縮と品質向上を実現します。本講演では、自動車やエネルギー分野の開発時間の短縮・大幅なコスト削減などを例に、18カ月以内に測定可能なROIを示します。 
サイバネット講演 : サイバネットによる各設計フェーズにおけるAI利用事例紹介
- 
  Neural Concept Studio紹介とCAE連携事例デジタルエンジニアリング事業本部 エンジニアリング事業部 データサイエンス部
 技術第2課望月 大地近年、様々な分野で人工知能(AI)が利用され、CAE解析でも高速解析目的で活用が進んでいます。Neural Concept Studio(NCS)は、CAEを代替するAIモデルを構築可能です。3次元CAD形状を直接扱い、ノンパラメトリックな形状を入力するだけで、数秒で解析結果を予測できるため、解析の専門知識がない設計者でも利用しやすく、設計プロセスの大幅な高速化が期待されます。また、サロゲートAIと3次元形状生成AIを連携させ、最適形状探索も可能です。本プレゼンではNCS機能とCAE連携事例を紹介します。 
- 
  AIによる最適化と効率的な学習データ作成デジタルエンジニアリング事業本部 エンジニアリング事業部 データサイエンス部
 技術第1課羽柴 実緒
 デジタルエンジニアリング事業本部 エンジニアリング事業部 オプティカル技術部
 技術第2課工藤 大樹- フォトニクス設計におけるアドバンストな最適化 
 フォトニクス分野で用いられる計算負荷の高いFDTDに対して、高精度と低精度のメッシュモデルの組み合わせによって効率的に解を探索するMFEGOを適用した事例をご紹介します。
 - 効率的な学習データ作成
 AI構築に必要な多量の学習データを省力かつ高速に生成する方法をご紹介します。
- 
  機械学習モデルを使用した気象シミュレーションデータの誤差補正デジタルエンジニアリング事業本部 エンジニアリング事業部 モデリング&アナリシス部
 技術第2課長尾 真理子MATLAB/Simulinkの"Statics and Machine Leaning Toolbox"を用いて、大気モデルによるシミュレーションによって得られたデータと気象観測データを比較し、シミュレーションの予報誤差要因の分析、誤差パターンの分類、及び誤差を補正する機械学習モデルを作成した。 
ごあいさつ
                                サイバネットでは、デジタルエンジニアリングに関する大規模なイベントを、過去30年以上にわたり開催してきました。
ご好評につき、本年も実施の運びとなりましたのでご案内申し上げます。
                                2024年はテーマごとに個別開催いたします。7月に開催された第1回目の「DX Day」に続きまして、このたび第2回目の「AI Day」を開催します。
「AI Day」はシミュレーションをさらに活用するためにAIを融合し、さらなるものづくりの発展に貢献するテクノロジーをご紹介します。
実際にAIとCAEを活用されているお客様にもご登壇いただき、AIによって生み出されたメリットなどご紹介いただきます。
								本イベントが、お客様のものづくりの課題を解決し、より明るい未来を実現するためのささやかな一助となりましたら幸甚です。
多くの方のご参加をお待ちしております。
                            
開催概要
| 名称 | CYBERNET Solution Forum 2024  AI Day ~CAEエンジニアのためのAIイノベーション~ | 
|---|---|
| 日程 | 2024年 10月9日(水) 13:00~17:35(受付開始:12:30~) 懇親会 19:00終了(東京会場のみ) ※開催時間は前後する場合がございます | 
| 会場 | 東京会場:TKPガーデンシティPREMIUM東京駅日本橋 ホール5A (アクセス) 名古屋会場(サテライト会場):TKPガーデンシティプレミアム名駅西口 3階カペラ(アクセス) ※サテライト会場は東京会場の講演の様子をスクリーンでご覧いただく形式となります | 
| 参加費 | 無料(事前登録制) | 
| 対象者 | 
 | 
| 主催 | サイバネットシステム株式会社 | 
| ※ お申し込みが上限に達した場合は抽選とさせていただく可能性がございます。 ※ 講演名、講演者、内容等は都合により変更となる可能性がございますことあらかじめご了承ください。 | |
講演情報/当日のタイムテーブル
| 時間 | 講演内容 | 
|---|---|
| 13:00-13:20 | ご挨拶 サイバネットシステム株式会社 取締役 松本 真周 | 
| 13:20-14:00 基調講演 |  設計・デザインへの生成AIの影響の考察 国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 教授 宇野 毅明 様 | 
| 【宇野毅明様プロフィール】 1998年東京工業大学総合理工学研究科にて博士(理学)を取得。1998年東京工業大学経営工学専攻助手着任,2001年2月国立情報学研究所助教授着任,現在は教授.専門はアルゴリズムの理論と応用,特に離散アルゴリズム,列挙アルゴリズム,計算量理論,組合せ最適化など。 | |
| 14:00-14:10 | 休憩 | 
| 14:10-14:40 招待講演 |  設計サイクルの加速と画期的なエンジニアリングのための エンジニアリングインテリジェンス Neural Concept SA Chief Executive Officer Pierre BAQUE 様 | 
| ※英語での講演です。同時通訳を予定しています。 | |
| 14:40-15:40 | 各設計領域におけるAIの適用事例のご紹介 サイバネットシステム株式会社 | 
| 15:40-15:50 | 休憩 | 
| 15:50-16:20 |  動的モード分解制御を用いた一様流中に置かれた円柱周りの非定常流れのフィードバック制御 埼玉大学 理工学研究科機械科学部門/工学部機械工学・システムデザイン学科 准教授 姜 東赫 様 | 
| 16:20-16:50 |  CAE×IoT×AI連携にてリアルタイム良否判定システムを構築し不良ゼロへ トヨタ自動車株式会社 素形材技術部 基盤開発室 4グループ グループ長 筒井 秀起 様 | 
| 16:50-17:20 |  車両性能検討におけるデジタルトランスフォーメーション ~回帰AIと生成AIの複合的適用事例のご紹介~ トヨタ自動車株式会社 先進プロダクト開発部 CAE技術室 自働設計推進1Gr 主幹 谷口 真潮 様 | 
| 17:20-17:35 | クロージング | 
| 17:35-19:00 | 懇親会(東京会場のみ) | 

 
                    