LucidShape リリース情報

主な新製品や新しいバージョンについて紹介しています。

LucidShape Version 2019.09の概要

滑らかな自由曲面で記号や文字も自在に照射!「自由曲面設計機能」の追加

ヘッドランプやフォグランプのリフレクターの中で特に多く用いられてきたマルチリフレクター方式は、細かく分割された光学面で構成されるため面と面との間に段差があり、製造難易度が高いだけでなく段差に当たった光線が不具合や光利用効率低下の原因となることが課題とされてきました。

今回LucidShapeに追加された「自由曲面設計機能」を利用すると、段差のない滑らかな自由曲面でターゲット分布が実現できるため設計工数を削減しながらこれらの課題を解消する審美性の高いリフレクターの設計が可能になります。


段差のあるマルチリフレクター。
光の分布が散乱している

自由曲面リフレクター。
滑らかな曲面であり、光利用効率が高い。

また自由曲面設計機能では、ユーザーが指定した光度分布を実現する自由曲面形状を、アルゴリズムが自動的に計算し出力します。従来のヘッドランプの光度分布だけでなく、記号や文字のような複雑な分布もできるため、安全性を高める効果が期待される路面描画ランプの照明設計をも容易に実現します。


ターゲットの光度分布。




設計結果の光度分布。
目標通りの分布が形成されている。

高解像度ADB の開発を加速!「Pixel Light(ピクセルライト)シミュレータ」および「3D LID MAPPER」の追加

高解像度ADB のシミュレーションは膨大な光源を個々に制御する必要があるため、複雑化した大容量モデルの操作は非常に煩雑です。今回新たに搭載された「Pixel Light シミュレータ」と「3D LID MAPPER」を使用すると、モデル上に多数の光源を追加することなく最小限度のシミュレーション回数でターゲット分布を実現できます。どの光源をどの明るさで点灯すべきかを自動で計算・出力できるため、端末の負荷や手間を大幅に抑えながら効率的に解析を行えるようになり、高解像度ADB の開発を加速できます。


高解像度ADBの光度分布例。矩形グリッド一つ一つを任意に点消灯するために多数の光源が必要だったが、新機能により不要となった。

人の目で見た製品の見栄えをより自然に再現!「Human Eye Vision」の強化

設計中の照明器具の外見に対し、シミュレーション結果を元にカメラで撮影したような輝度画像を生成し、人の目の効果を反映した画像処理を行う「Human Eye Vision機能」が強化され、明るさ、コントラスト、カラーシフトをより柔軟に制御できるようになりました。今回の強化により、試作前に製品の見栄えをより正確に予測出来るようになり、設計時の手戻り削減に貢献します。


左部分:従来機能で作成した画像。右部分:最新の「Human Eys Vision機能」で作成した画像。より自然なコントラストと明るさが表現されている

その他にも、以下の部分で機能強化・機能追加されています。

  • Windows 10のサポートを開始しました。
  • Tolerance Explorerが追加されました。指定されたパラメータ空間のシミュレーションと、個々のパラメータ毎の結果の保存を自動で行います。これにより、部品が正規の位置から変位した場合、回転した場合の性能への影響を事前に把握できます。
  • Multi-Lid Analyzerが追加されました。複数のシミュレーション結果が自動車用配光規格に合格しているか効率的に確認できます。

動作環境

動作環境をご紹介します。

動作環境

過去のリリース情報

動作環境をご紹介します。

LucidShape Version 2018.06 Service Release 1
LucidShape 2018.06
LucidShape 2017.03
LucidShape 2.1以前