LucidShape CAA V5 Based リリース情報

主な新製品や新しいバージョンについて紹介しています。

LucidShape CAA V5 Based Version 2019.06 の概要

設計上の不具合原因の識別をスピーディにサポート!「面フィルタ」機能の追加

自動車用照明器具はいくつもの光学部品が複雑に組み合わされて構成されているため、設計上の不具合が起こった際の要因が多岐にわたることが多く、不具合原因となる構成部分の特定は非常に困難です。
本バージョンから搭載された面フィルタ機能は、対象の光線を「指定した面に当たったかどうか」という記録に基づき分類できます。例えば、指定した面に最後に当たった光線、指定した複数の面のうちの少なくとも1つに当たった光線のみを抽出できます。面フィルタ機能を活用いただくことで、不具合原因となる光線の経路を迅速に識別でき、効率的に不具合を除去することが可能となります。

「面フィルタ」機能適用前
「面フィルタ」機能適用前。対向車のドライバーを眩惑する恐れがある、望ましくないアーチ状の光の成分が表示されている。
「面フィルタ」適用後
「面フィルタ」適用後。望ましくないアーチ状の光の経路を特定できたため、除去

光の効率的な照射や望ましくない色変化を、部位毎に視覚的に認識可能に!「面上センサー」の強化

任意面上の光分布を評価する面上センサー機能が、本バージョンから光束の計算と3D ビューの表示に対応しました。光学面上での光束を視覚的に認識できることで、効率的に光らせるためにはどの面を改良すべきかを高い精度で予測できます。
また色情報の計算と3D ビューの表示にも対応したため、従来は難しかったレンズやライトガイド内部での色の変化を察知できるようになりました。例えば、白色の照射のヘッドランプが黄色や青色へ望ましくない色変化を引き起こしている場合など、該当箇所を容易に特定できるため、より審美的/機能的に優れた照明色の品質向上に役立てられます。

半球上の光束分布解析結果
半球上の光束分布解析結果

任意の範囲を照射するライトガイドを設計可能に!「ライトガイドデザイナー」機能の強化

自動設計を使用して自動車用ライトガイドの形状を素早く作成する「ライトガイドデザイナー」は、本バージョンから、手元や足元など任意の範囲のみを照らす設計にも対応できるようになりました。これによりフットライトやマップランプなど照らしたい領域が明確な照明器具にも利用できます。

図中薄緑色の矩形領域のような、照射領域を指定した設計
図中薄緑色の矩形領域のような、照射領域を指定した設計
左図の矩形領域の照度分布解析結果
左図の矩形領域の照度分布解析結果

また自動設計において最適化する形状パラメータとして、ライトガイドの側面に形成させる微小プリズムの長さだけでなく、微小プリズムの幅にも対応しました。これにより、全体が均一に発光するような完成度の高いライトガイドの設計が可能となります。

微小プリズムの幅を最適化したライトガイド
微小プリズムの幅を最適化したライトガイド

 

その他にも、以下の部分で機能強化・機能追加されています。

  • Windows 10 のサポートを開始
  • CATIA V5 version R27 とR28 に対応
  • 3D プリンターへの入力で用いられるファイルフォーマットである、STL 形式データのインポートとシミュレーションに対応

動作環境

動作環境をご紹介します。

動作環境

リリース情報

LucidShape CAA V5 Based 2018.09