LucidShape CAA V5 Based リリース情報

主な新製品や新しいバージョンについて紹介しています。

LucidShape CAA V5 Based Version2020.06 の概要

光学設計フローの初期から照明性能を精度高く予測!Designモジュールの追加

今回追加されたDesignモジュールにより、スタンドアロンのLucidShapeと同様の光学面設計が可能となりました。

“光の拡がりから形状を導く”アルゴリズムを搭載していることが大きな特長で、自動車照明開発に不可欠な照明性能である「光の拡がり」を直接入力することが可能です。試行錯誤にかかる時間を大幅に短縮できるだけでなく、設計の初期段階から光学系の実現可能性を精度高く検証できるため、手戻りを防ぎ自動車の開発期間全体の短縮を支援します。

光学部品を光学面設計機能で設計した例。自動車業界で利用頻度の高い上記の部品を高速に設計可能。
光学部品を光学面設計機能で設計した例。
自動車業界で利用頻度の高い上記の部品を高速に設計可能。

またDesignモジュールには、姉妹ソフトのLightToolsでもご好評をいただいている自由曲面設計機能が含まれ、任意の光度分布を段差のない滑らかな曲面で実現できます。記号や文字のような複雑なパターンでもリフレクタ1枚で照射できることが最大の特長であり、安全性を高める効果が期待される路面描画ランプの設計を容易に実現します 。

自由曲面設計機能で高精細な人物画を照射するリフレクタを設計した例。
自由曲面設計機能で高精細な人物画を照射するリフレクタを設計した例。
左:リフレクタの外観イメージ、中央:ターゲット分布、右:照射パターン。ターゲット分布の特徴を再現している。

物理現象を正確に反映した製品見栄えを高速評価!Visualizeモジュールの追加

今回追加されたVisualizeモジュールにより、スタンドアロンのLucidShapeと同様の高速・高精細な製品見栄え確認が可能となりました。
自動車照明は、自動車の見た目の印象に強く寄与するデザイン部品としても重要な役割を果たします。Visualizeモジュールを用いると、太陽光の映り込みや透けて見える内部構造など、照明器具のリアルな見栄えを高速に描画可能です。部品と光源の間での全ての光の相互作用を反映するため、光のふるまいを物理的に正しく再現した画像が短時間で生成でき、評価にかかる時間を大幅に短縮します 。

【ランプ非点灯時】太陽光の映り込みも再現できている
【ランプ非点灯時】太陽光の映り込みも
再現できている
【ランプ点灯時】奥のリフレクタ形状が視認できる。
【ランプ点灯時】奥のリフレクタ形状が
視認できる。

ランプの見栄えのシミュレーション結果確認画面

モデルのセットアップや公差解析を円滑に!CATIA V5の設計テーブルとの連動

本バージョンから、形状パラメータや配置座標などを管理するためのCATIA V5の機能である設計テーブルとの連動がサポートされます。設計テーブルを使用すると、これまで全て個別のファイルとして保存する必要があった形状パラメータや配置座標などの異なるモデルを組み合わせの情報と共に管理できるようになり、容量の圧迫や管理が煩雑になるといった課題を解決できます。また、格納された組み合わせ情報については連続解析が可能であり、公差解析の円滑化も支援することで設計にかかる工数の短縮も期待されます 。

5通りの光源の幅、高さ、光束の組み合わせを格納している設計テーブルの例。
5通りの光源の幅、高さ、光束の組み合わせを格納している設計テーブルの例。ファイルを開き直すことなくモデルへ反映、連続解析が可能。

 

その他にも、以下の部分で機能強化・機能追加されています。

  • ライトガイド自動設計機能の強化
    フィレット付与機能が強化され、フィレットを付与したい箇所の素早く指定や、大きなRのフィレットを付与する際の形状構築エラーの回避が可能となりました。これにより、製造時の制約をより厳密に反映した設計が可能となり、手戻りの減少を支援します。
  • BSDFファイル読み込み機能の追加
    簡易散乱測定器「MiniDiff」や高精度散乱測定器「REFLET」で出力されたBSDFファイルを直接読み取ることができるようになりました。これにより、実物と差異のないシミュレーション環境をより円滑に構築可能となりました。

動作環境

動作環境をご紹介します。

動作環境

リリース情報

LucidShape CAA V5 Based 2018.09
LucidShape CAA V5 Based 2019.06