2024年2月検索クエリでのセミコロンの活用
Goldfire には <AND> や <OR> などの演算子が用意されていますので、検索条件を入力する際に検索クエリ(=検索文)の一部としてこれらを利用する場面が多くなります。
改めておさらいしておくと、
・クエリ「空気<AND>浄化」では、検索でヒットした各文書の中に「空気」と「浄化」両方が含まれます。
・クエリ「空気<OR>浄化」では、検索でヒットした各文書の中には「空気」か「浄化」いずれか(もしくは両方)が含まれます。(※注)
ご存じない方もいると思いますが、実は Goldfire では、セミコロン(;)を演算子のように利用することができます。
セミコロンの挙動は、
・クエリ「空気; 浄化」では、検索でヒットした一文の中に「空気」と「浄化」の両方が含まれます。一見 <AND> 演算子と同じように見えますが、<AND> では双方が一文書(1つのファイル)内に含まれ、セミコロンでは双方が一文(1つのセンテンス)内に含まれます。
従って、検索条件としては、セミコロンの方が <AND> 演算子よりも厳しい、すなわち検索結果のヒット件数が少ない、ということになります。
例えば空気浄化について調べたい場面において、クエリ「空気<AND>浄化」で検索した場合には、「空気」と「浄化」との間に何ら相関が無くてもヒットしてしまいますから、ヒットした文書の中身を読んでみると、「浄化」している対象が「空気」ではない、目的外のいわゆるノイズが多数含まれています。
一方、セミコロンでの検索結果であれば、両者が一文内に存在しているので、両者の間に何らかの相関がある可能性が高まります。つまり、<AND> 条件の場合よりもノイズが少なくなります。もちろん Goldfire の、単語の一致ではなく構文の一致で捉えるセマンティック検索技術を活かして、クエリ「空気を浄化する」のように文章で検索すれば、ノイズは最小限にすることができます。
しかしながら文章での検索では絞り込みすぎて、調査対象とする文書数が非常に少なく、結果的に得られる知識も少なくなってしまうこともあります。 だからといってクエリ「空気<AND>浄化」のように検索条件を緩め過ぎると、今度はノイズが増えてしまう。このようなときには、セミコロンを試す価値があります。
Goldfire で調査していて、文章での検索で目的の知識に辿り着けないといった場面では、<AND> 演算子やセミコロンを利用して検索条件の厳しさを調整してみてください。
※注:一般的なウェブ検索ツールでは、クエリの区切りとしてスペースを用いるものが多いですが、Goldfire ではスペースではなく <AND> 演算子を使用する必要がありますので注意してください。
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