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課題解決Goldfireコラム目的地を決めない気ままな旅

2022年1月目的地を決めない気ままな旅

目的地を決めない気ままな旅は、人や景色、モノなどとの偶然の出会いを狙って敢えて実行する場合もあるでしょうが、もっぱら趣味の領域であり、ビジネス目的ではなかなか無いと思います。

筆者も若かりし頃は、「暑い時期だから涼しそうな北に向かってみよう」などと無計画な旅に出掛けたものですが、これが出張計画であれば、目的の場所に決められた時間に到着して仕事をする必要があるので、無計画という訳にはいかず、最寄り駅、往路、復路、ホテルやその立地など、綿密に計画を立てます。

一方、リサーチにおいてはどうでしょう。皆様の多くが、日々の調べ物や探し物に多大な工数を費やしていると思いますが、リサーチに着手するにあたって、どのようにリサーチを進めるかをプランニングされていますか?

検索サイトで闇雲に検索して、何を得たいのかも分からぬままに、偶然の出会いやヒラメキを期待するのは、無計画な旅行と似たようなものではないでしょうか。出張計画のようなプランニングをせずにスタートして、果たして目的地に辿り着けるものでしょうか。

さて、目的に対して適切なリサーチとは何でしょう。目的を満たすような「答え」は、一足飛びに見つかるものでしょうか。

例えば他社ベンチマークを行う場合はどうでしょう。Goldfireに限らず、どの特許検索システムであっても、「他社ベンチマーク」というボタンはついていません。つまり、「他社ベンチマークを行いたい」だけでは、リサーチに着手するには時期尚早だということです。

では、他社ベンチマークのプランニングとはどんな内容でしょうか。最終的なアウトプットをイメージしてみましょう。一般的には、一覧表形式のマトリックスの横軸(最上行)にプレイヤー(企業名)を列挙し、縦軸(最左行)には各社毎の特徴を比較するため、利点、課題点、適用先などの比較指標を挙げ、その中身を定性的あるいは定量的に埋めていくことが多いと思います。

ということは、
1)プレイヤーの洗い出し
2)比較指標の決定
3)上記1)2)に基づいたマトリックスの中身の調査

といったステップが必要になります。このように調べる事柄が具体的になって初めて検索(=サーチ)やリサーチが始められるのではないでしょうか?

注:検索(=サーチ)は手段であって、その目的は調査ですから、調査することが決まってから、調査対象を抽出するために検索するという相関です。

さらにいえば、他社ベンチマーク表を作成するというタスクは、上述のマトリックスを完成させれば完了でしょうか。実は他社ベンチマークでさえも手段であって、本来はその上位目的があるのではありませんか?

他社ベンチマークは何のために行うのでしょう?おそらく自社も含めた世の中の状況を俯瞰的・客観的に比較調査し、その上で自社が競合他社に対して優位となるような、独自性のある取り組みとは何だろうかと検討し、今後の取り組みの方向性を検討・判断・決定するための材料集めが他社ベンチマークなのではないでしょうか。であるならば、縦軸にはどのような比較指標を挙げるべきでしょうか。

いかがでしょう。いきなり検索を始める前に、準備が大切だということが見えてきましたでしょうか。もちろんリサーチのプランニングは、その目的に応じて変わってくるはずです。

お仕事でリサーチを行うのであれば、旅行プランと同様に、綿密なリサーチプランを立てる必要があります。でないと結果的に最終目的に寄与しないような不要なリサーチに時間を掛けてしまうといったロスが多く発生し、効率よく目的を達成することは困難です。

Goldfireは、セマンティック検索技術によってサーチの能力が高いだけではなく、レンズによる優れたリサーチの機能も持っています。また弊社では、課題解決や新規用途探索といったような目的に応じた適切なリサーチのノウハウもご提供可能です。

効率よく目的地に到達できるプランにお悩みでしたら、是非弊社コンサルタントにご相談ください。


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