課題解決Goldfireコラム知りたいことってなんだろう

2021年04月知りたいことってなんだろう

様々な調べ物をするために、日々情報を検索されていると思いますが、今はインターネット検索ツールが身近にあるため、筆者と同様に「とりあえず検索してみる」ということも多いかと思われます。

ところで、検索した結果から知りたいことって何でしょうか。検索ワードそのものは知りたいことではありませんね。例えば「燃料電池」で検索した人が知りたいこととは、メーカー名、価格、課題点、用途のいずれかになるのではないでしょうか。いずれにしても、燃料電池は、それに関する何かを知りたいターゲットに過ぎず、燃料電池そのものが知りたいわけではありませんね。

では、例えば燃料電池の用途が知りたい場合、検索ワードは「燃料電池の用途」でよいでしょうか。用途が必ずしも「用途」という単語を用いて記述されているとは限りません。例えば、「〜に用いられる」「〜に使われる」などのように、用途を表す場合でも「用途」という単語を用いない文脈は様々です。「燃料電池の用途」という検索ワードでは、「用途」という単語に限定されてしまうため、これらの文脈を篩い落とす結果に繋がりかねません。

また、燃料電池の用途が知りたい場合に、「燃料電池」で検索して、見つかった文献を読んで用途を調べる作業を行う場合に、それらの文献に書かれているかもしれない、燃料電池の課題にも気づくでしょうか？用途にフォーカスして読み込んでいる最中に、用途以外にも存在し得る有益な情報を見落とさないことは可能でしょうか？

「燃料電池」で検索して、その中から「特徴」を調べたいとします。この場合の「特徴」とは、具体的には何を指しているのでしょう。メーカー名、価格、課題点、用途でしょうか？見つかった文献を読むときに、メーカー名も価格も課題点も用途も並行して抽出するということは、現実的に可能でしょうか？これら以外に「特徴」として考慮すべき項目は無いでしょうか。例えば、利点はどうでしょう。

このように考えてみると、最初は「知りたいこと」が明確になっていないことも多いと思われます。読んでいくうちに、「あっ」と気づいたことが、結果的に知りたかったことだった、ということも多いのではないでしょうか。そうであれば、有益な情報が書かれていたにもかかわらず、気づかないまま見逃してしまうという場面もありそうですね。

そこでGoldfireです。イノベーション支援ソリューションのGoldfireは、多くの方が「知りたいであろうこと」を、様々な文脈から、利点、欠点、不具合、応用、パーツ、機能、効果などのレンズという形に分類して提示してくれます。始めから見るレンズを決めて調査するのも効率的な使い方ではありますが、あらゆるレンズを一通り見渡してみると、期待していた「知りたかったこと」以外にも、様々な気づきが得られるはずです。

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