2020.10持続可能な開発目標(SDGs)をきっかけとしたビジネス探索
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の17の目標の2つ目として、「飢餓をゼロに」があります。特許やウェブ上の文献などを対象として Goldfireで飢餓や食糧危機について調査してみると、その原因として、次のようなものがあげられました。
- 人口増加 / 貧困 / 気候変動 / 温暖化 / 砂漠化 / 自然災害 / 水不足
- 土壌汚染 / 農作物の病気 / 食料のバイオエタノール等の燃料への転用
これらの影響は、病気の蔓延、各種犯罪の増加、武力衝突や紛争、テロリズム、食品価格の高騰など、多岐にわたります。
一方、世界農業機関(FAO)は 2013年に気候変動への解決策の一つとして、昆虫食を提案する報告書をまとめています。イノベーション支援ソリューションの「Goldfire」で調査してみると昆虫は、食用ばかりではなく、薬用としても用いられており、代表的なイナゴや蜂の他にもセミやバッタ、コオロギ、蛾など、様々な昆虫が利用されています。また、ヒト向けだけではなく、家畜や養殖魚の飼料、ペットの餌としても使用されており、中には、飼料用原料としての栄養価を高めるために、幼虫におからを与えて育てるといったことも行われているようです。食材としての昆虫は、タンパク質の他にも、各種ビタミンや、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルも含んでいるため、健康的な食材と言えます。また、肉や魚と比べると、同量のタンパク源として生育するのに、非常に少ない飼料で生育できるため、効率の良い動物性タンパク源として有望視されています。
さらには、牛や羊などの反芻動物は、二酸化炭素の数十倍の温室効果を持つといわれるメタンガスの大きな発生源としても知られていますが、昆虫はこれら家畜と比較して、成長の際のそれらの温室効果ガスの排出量が極めて少ないことが知られています。つまり、非常にエコでヘルシーな食材ということができます。
イノベーション支援ソリューションの「Goldfire」で昆虫について食材以外の観点でも調査していくと、昆虫細胞という言葉が非常に多く登場します。そこで昆虫細胞について更に深掘りしていくと一般的な高等動物の細胞の増殖は、癌化しない限り有限であるのに対して、昆虫細胞は癌化しなくても無限に増殖できるそうです。既に昆虫細胞を宿主として、薬を製造する技術が生み出されています。
SDGsの目標の一つである「飢餓をゼロに」をきっかけとして、昆虫食から昆虫細胞の利用まで、興味深い知識を得ることができました。このような調査は、SDGsという切り口の下で、貴社の強みの活かし所を探索する目線で行うことによって、新たなビジネスの芽を探索する際に利用できます。みなさんも政策などを起点としたビジネス探索に取り組んでみませんか。
Goldfireとは?
イノベーションをより「起こしやすく」する。Goldfireは、そんな環境を構築できるソフトウェアです。普段気づかない知識を知りたい・他業種での利用方法や技術情報を知りたい・原因特定や問題解決を効率よく行いたい・培った技術や知識を組織内で幅広く共有したい、こんなお悩みをお持ちの方はまずはGoldfireの製品紹介のページをご覧ください。
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