課題解決Goldfireコラム 見えない敵を「見える化」する技術

2020.03 見えない敵を「見える化」する技術

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、現在、世界中の医療現場だけでなく、産業や経済にも影響が大きく出始めています。海外での感染者数も急激に増加しており、いつ収束するのか見えない状態が続いています。

さて、ウイルスという「見えない敵」との闘いはなかなか難しく、一つの鍵は「目で見える形にする」ことではないでしょうか。見えるようにすることで、情報共有も可能になり、感染に関する人々の不安を和らげて安心・安全につながっていくと考えられます。

では、皆さんは「ウイルスを目で見える形にする(=見える化)」技術として、どのようなものを思い浮かべますか?

例えば、以下のものが考えられるのではないでしょうか。

  • 試薬検査を利用して「陽性/陰性」をできるだけ短時間で判定する(直接的)
  • 体温を測り、一定以上の体温があるかどうかを数値化する(間接的)
  • サーモグラフィを利用して、リアルタイムに高熱がある人を識別する(間接的)
  • 感染マップを利用して、日本国内/海外での膨大な動向データを素早くまとめる(巨視的)

上記技術が向上すれば、感染している人をいち早く見つけて対策を検討できる可能性があります。また、試薬検査を適宜受けられる環境が整い結果の判定も迅速にできれば、適切な状況把握が可能です。さらに感染マップデータを利用して現在の状況を知れば、感染者をこれ以上増やさない対策を検討することもできるでしょう。

そこで、新型コロナウイルス対策の現状を調べるため、Goldfireでウェブサイトから作成した知識ベースを対象にして「感染防止」について調べたところ、以下のような興味深い記事を見つけました。

◆新型肺炎の感染防止にも役立つ「塗布するセンサー」、豪企業へ出資(日経クロステック)

上記記事によると、『洗面台や机に塗った新素材「グラフェン」がセンサーとしてはたらき、人が頻繁に触れる箇所をリアルタイムで可視化し、感染拡大の防止に役立つ』とのことです。
この「見える化」の技術は、素材だけでなく、AI(人工知能)やIoTとの連携や、データ取集・処理技術および機器制御、AR(拡張現実)など、様々な分野の技術と結びついて発展していく可能性があり、実現に向けていろいろな期待を持たせてくれます。

そこでこの「グラフェン」という素材に関する技術の現状を知るために、Goldfireの検索場所を「日本公開特許」に変更して調査してみます。カテゴリ分けされて表示されるグラフェンの関連情報から、「炭素材料で、導電性に優れ、導電性材料、保護膜、電子デバイスなどで利用されている」素材であることや、その種類や利点、特徴などの概要を簡単に短時間で読み取ることができます。

さらに、センサーへの応用にフォーカスしてグラフェンに関して調査すると、素材メーカー、大学などの研究機関、家電メーカーが特許を多く出しています。また、関連特許の年代の推移をみると、ここ数年は出願数が横這いですが、継続して研究開発が続けられているようです。実用化のフェーズになっているのかもしれません。

また、医療分野におけるグラフェンの用途を調べてみると、X線関連の医療器具や 医療用ラップ、バイオセンサーなどにも利用されているようです。

なお、新素材の名前を知ってから上記のような知識を得るために要した時間は、わずか30分程です。これと同じ内容を通常のWeb検索で調査しようとすると、現在話題になっているコロナウイルスの膨大な情報に埋もれてしまいます。Goldfireであればセマンティック技術で必要な情報を的確に分類表示するため、効果的に調査することができます。

「感染防止」として役立つ技術や感染防止の方法を探したり、新しい素材に関して特許や文献、ウェブサイトの知識ベースを調べることで、別の新技術やこれまで自分が知らなかった分野での用途が見つかるかもしれません。

このように「これ何だろう?」と感じるキーワードがあったら、ぜひGoldfireに聞いてみてください。きっと、普段は気づきにくい知識を広げてくれるヒントや新たな気づきを促してくれるはずです。

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