課題解決Goldfireコラム ラグビーと最新技術

2019.09 ラグビーと最新技術

ラグビーワールドカップの予選も中盤を迎えようとしております。ニュースでは連日すばらしいプレーの数々が取り上げられています。そして、世界的に注目されているスポーツイベントでは最新のテクノロジーも毎回話題になります。

例えば、「ラグビー　AI」でウェブ検索してみると、ラグビーのプレー分析システムやラグビーを盛り上げるチャットボット、会場のサイバー攻撃予測、ドローンやロボットを使った撮影システムなど、興味深い話題がすぐ見つかります。このように、気になるワード同士の掛けあわせで調査することで、「興味深い組み合わせ」の存在を確認することができます。

さて、「AI」のように気になるバズワードがあれば、技術を限定した調査ができますが、「限定したい技術そのもの」を探したい場合、どうすればよいでしょうか？つまり、ラグビーに関連して「AI以外にどのような技術開発がなされているのか」を調査したい場合です。頭をひねり、そのワード選びに苦労するところです。

そんなときはGoldfireです。Goldfireを使えば、ラグビーに関係してどのようなことが実施されているのか調査することができます。

早速、最新の技術について確認するために、直近３年間の特許を対象とし、Goldfireのレンズ機能を利用して調査してみます。すると、動く物体を観測するセンシング技術や、カメラシステムの技術、健康状態のモニタリングやトレーニング、そして脳のダメージ診断、映像からシーンの盛り上がりを評価して画面を切りかえるシステム、会場内の観客の動きを最適化するための予測やグラウンドの芝に関する技術、ウェアラブルデバイスに関する技術などが抽出されてきます。こういった広範の技術開発情報を俯瞰することで、試合中の選手の観測に関わることだけではなく、健康、トレーニング、施設設計などの技術も関係すると気付き、イベントを多角的に捕らえることができます。

また、上記の調査では多くのセンサ技術が関係していることが分かりましたので、AIと同様に「ラグビー　センサ」でウェブ検索してみます。すると、AIとは比較にならないほど多くの情報がヒットし、読み取りには多くの労力を必要としそうです。「AI」のような新しい技術との掛け合わせは、情報量が少なく、調査もしやすいですが、「センサ」は一般的過ぎるのです。

そんなときもGoldfireです。ラグビーに関連して「センサ」が何に利用されているのか簡単に調査することができます。直近３年の特許に絞って調査してみると、選手の動作・生態データを測定し、ウェア・プロテクタ・シューズ・ボールなどあらゆる道具にセンサが導入されるだけでなく、会場の光や温度などあらゆる情報のセンシングがなされていることを迅速に知ることができます。一方で、ざっと見ると、観客席やフィールドの床におけるセンシング技術はとても少ないようです。これはチャンスが有るかも...

新しいことを考えるためには、現状認識が重要です。しかし、膨大な情報を対象とした調査は、多くの時間やコストを要します。そんなときはGoldfireです。戦略的調査を効果的に支援してくれます。Goldfireを使えば、調査に取られていた貴方の「考える時間」を取り戻し、イノベーションにタッチダウンできる、かもしれません。

バックナンバー一覧に戻る

Goldfireとは？

イノベーションをより「起こしやすく」する。Goldfireは、そんな環境を構築できるソフトウェアです。普段気づかない知識を知りたい・他業種での利用方法や技術情報を知りたい・原因特定や問題解決を効率よく行いたい・培った技術や知識を組織内で幅広く共有したい、こんなお悩みをお持ちの方はまずはGoldfireの製品紹介のページをご覧ください。

イノベーションが「起こりやすく」なる状況とは？

次のような状況を満たした環境があれば、イノベーションへのプロセスは加速されるはずです。

• 社内・社外の広範な知識を素早く収集することができる
• 面白いアイデアを豊富に出すことができる
• 問題・テーマについて、検討や意思決定をよりロジカルに行える
• 結果はもちろん「検討過程」についても関係者で共有し活用できる

広範な知識を集めて「アイデア」の生成を支援するソフトウェア

様々な企業が「Goldfire」を活用しています