課題解決Goldfireコラム 社会を変える技術？

2019.07 社会を変える技術？

今年2月、マイクロソフト社から複合現実ヘッドセットであるホロレンズ２が発表されました。各種メディアで取り上げられましたので、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

MR(複合実現)の実現だけでなく、高度な計算処理と通信の能力を有するこのデバイスは、生活をどう変えていくのでしょうか。また、同様のデバイスは他社からも各種発表されています。このようなヘッドマウント型のデバイスは、この先どんな進化を遂げていくのか興味が尽きません。

このような気になる技術を見ると色々調べたくなりますが、調査は手間がかかるため、既存の記事やプレスリリースで済ませてしまうことも多いのではないでしょうか。そんなときは、Goldfireで調査してみましょう。

Goldfireで特許出願傾向を調査

先ずは、マイクロソフト社が関連する技術について、どのような特許を出しているか見てみます。技術を検索文（クエリ）で表現し、特許を対象にして調査してみます。すると 2018年、2019年の2年だけで、700件近くの特許が出願されています（広報発行件数はこの2年で3000件超)。次に期間を広げて傾向を見ると件数は見事に右肩上がりです。今後さらに進化したデバイスや機能が登場するのかもしれません。

さらに、この2年に出願された特許に対して、どのような機能が検討されているのか、Goldfireのレンズ機能を使って見てみます。すると、健康情報といった様々なアプリケーションに関するものや、モーションキャプチャーなどのNUIに関するもの、またはホログラムに関する技術、3Dディスプレイに関連する技術、またはヘッドマウント型も含む複数のディスプレイを連携させるような技術など現在の製品を裏付けるような技術が多く見られます。

どのような方向性の開発があるのかGoldfireを利用して追加で調査してみると安全性や速度や精度など、性能を向上させている特許も多く見られます。もしかするとしばらくは、現製品の品質が向上していく段階なのかも・・・。

さて唐突ですが、1940年代に発明されて未だに私達の社会に対して支配的な技術は？と聞かれて何が思いつくでしょうか。1940年代はその時代背景の影響もあり、多くの偉大な技術が発明されています（「invention 1940」等でウェブ検索すると多くのサイトがヒットします）。

例えば、テレビ、モバイルフォン、プログラム可能なコンピュータなどは全てこの時代に発明されており、80年あまり経過した今でも多大な影響を社会全体に与え続けています。これらの技術が社会の形を決めているといっても過言でないのではないでしょうか。上述のヘッドマウントディスプレイの技術についてGoldfireで調査すると、特許上で最初に登場したのは1975年(ハネウェル社)のようです。既に40年以上経過しています。プログラム可能なコンピュータは登場後の80年間でこれだけ世界を変えてきましたが、これから 40年後、ヘッドマウントディスプレイに関する技術は世界をどのように変えているのでしょうか。

情報を知れば知るほど、知識を得れば得るほど、既に持っている知識と反応して想像力は掻き立てられます。何か気になることがあれば Goldfireに入力してみてください。わずか数十分で効果的に知識が広がり、発想が促されていくはずです。その発想の中には、80年後の世界を形作るようなアイデアも含まれている、かもしれません。

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