コラム「Goldfireで何ができるのか?」バックナンバー

2018.10 Goldfireと人工知能の違い?

あらゆる場面で「人工知能」や「AI」という言葉を見かけるようになりました。そして、「自治体でAI導入が加速」というニュースがある一方で、「現場はAIに失望」といった見出しも見られます。この状況から読み取れるのは、「AIは単なる道具である」ということではないかと思われます。

どんなに簡単な道具でも使い方次第で多大なる便利さを産み、一方で、どんなに優秀な道具でも使い方を間違えればそのうち「単なる置物」になってしまうでしょう。

シリコンバレーのシンクタンクSingularity University の チェアーであるNeil Jacobstein氏による皮肉めいた言葉を思い出してしまいます。

“It’s not artificial intelligence I’m worried about, it’s human stupidity.”

さて、AIとはなんでしょうか? 人工知能学会の解説ページには、次の一説があります。

「人工知能の研究には二つの立場があるからです.一つは,人間の知能そのものをもつ機械を作ろうとする立場,もう一つは,人間が知能を使ってすることを機械にさせようとする立場です.そして,実際の研究のほとんどは後者の立場にたっています.ですので,人工知能の研究といっても,人間のような機械を作っているわけではありません.」
https://www.ai-gakkai.or.jp/whatsai/AIwhats.html

産業応用は、この後者の「人間が知能を使ってすることを機械にさせよう」とする立場でしょう。天才や専門家や熟練者やまたそれらで構成されるグループが、時には膨大な時間をかけて実施することを機械にさせ、更に早く、そして更に大量の条件が絡むような複雑な問題を解かせる。これが人工知能と言えるのではないでしょうか。

とすると、現在の人工知能の基本は「人間の知的行為」となります。あくまでも、基本的なプロセス化や形式化は人間が行う必要があるわけです。また、現状では汎用AIは実用化の段階ではないと思われますので、現在のAIと呼ばれるシステムは、目的に応じて作りこまれた「一点もの」のシステムだといえるでしょう。なぜなら、複雑なシステムをある程度自動化しようとしているからです。

一点もののシステムであるため、例えば、女子高生AIによる会話システムに対して「燃料電池の劣化の原因はなんですか?」と質問しても、的を得た回答は得られません。また得られたとしても、広範な情報を提案してはくれません(実際に色々な会話をAIでやってみました)。

一方、Goldfireに「燃料電池の劣化の原因は?」と質問すると、論文や特許や社内文書などを網羅的に確認して、あらゆる「燃料電池の劣化の原因」を整理して表示してくれます。つまり、Goldfireは複雑なプロセスの自動化はしませんし人間らしさもありませんが「大量の文章を読んで検討や意思決定に必要な情報を集める」という点において非常に特化した道具なのです。また、その機能は汎用的であり、どのようなプロセスにおいても生かすことができます。更に言えば、冒頭の人工知能学会の説明に照らせば、Goldfireの機能もAIの一つであるといえるかもしれません。

皆さんも、このシンプルで汎用的な人工知能とも言えるGoldfireに、是非何か聞いてみてください。会話システムより面白い「イノベーションに繋がるような会話」ができる、かもしれません...

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