ソリューション
設計判断を次のレベルに! BOMを起点に、部品リスクに強いPLMへ
EOL・供給・コンプライアンスリスクを設計段階から可視化
製品の長寿命化やサプライチェーンの安定化が求められる中、設計初期段階から部品のライフサイクルや供給リスクを考慮することが重要になっています。
その判断の基盤となるのが、PLMによる部品表(BOM)の一元管理です。BOMは、製品に「どの部品が使われているか」を表す、製品開発における重要な情報です。
一方、電子部品を取り巻く状況は常に変化しています。設計時には問題のなかった部品でも、製品開発や量産の途中でEOLとなったり、入手性が変化したり、新たな環境規制への対応が必要になったりすることがあります。PLMで設計データやBOMを一元管理していても、こうした外部の部品情報とつながっていなければ、市場の変化を設計判断に生かすことは困難です。
本ソリューションでは、PLMソフトウェア 「Windchill」 に電子部品のライフサイクルや供給状況、環境コンプライアンスなどの情報を連携することで、PLMの活用範囲を設計データの管理から「部品リスクを踏まえた設計判断の支援」へ広げます。これにより、EOLや供給リスクを早期に把握し、代替部品の検討や部品選定を効率化します。

こんなお悩み・課題はありませんか?
電子部品を取り巻く環境が変化する中、設計・調達・製造の各部門では、以下のような「想定外の事態」への対応に悩まされるケースが増えています。
- 量産移行後や製品販売中にEOLが判明し、急きょ代替部品の調査や設計変更に追われる
- 部品の入手性やリードタイムが変化し、生産への影響を考慮した対応を迫られる
- RoHSやREACHなど、部品の環境コンプライアンス情報の確認に時間がかかる
- EOLが発生した部品が「どの製品に使われているか」をすぐに把握できない
解決コンセプト
Windchillで管理するCADデータやBOM、製品構成と、Accuris Partsソリューションが提供する電子部品のライフサイクル、代替部品、供給状況、環境コンプライアンスなどの情報を関連付けます。
これにより、設計者は製品構成を確認しながら、使用している電子部品のリスク情報も把握できるようになります。EOLが発生した後に対応を始めるだけでなく、設計段階から将来のリスクを考慮して部品を選定するなど、PLMを活用したより先回り型の設計プロセスにつなげることができます。

設計・製品情報を管理するPLM:Windchill
Windchillは、CADデータや図面、BOM、変更情報など、製品開発に関わる情報を一元管理します。
- CADと連携した設計BOM(EBOM)の管理
- 製品構成・部品情報の一元管理
- 設計変更と変更履歴の管理
- 部品の使用先の逆展開による影響範囲の把握
電子部品の情報を提供するAccuris Partsソリューション
Accuris Partsソリューションは、13億点以上の電子部品データをもとに、設計や部品選定に必要となる情報を提供します。
- 部品の技術属性・データシート
- ライフサイクル・EOL/PCN情報
- 代替部品情報
- 在庫・価格・リードタイムなどの供給情報
- RoHS・REACHなどのコンプライアンス情報
- 生産国、製品情報、生産拠点情報(半導体前工程/後工程含む)
お客様の導入メリット:設計データと部品情報をつなぎ、設計判断を支える基盤へ
Windchillで管理する設計データやBOMと外部の部品情報を関連付けることで、設計者は必要な情報を確認しながら部品選定を進めることができます。また、その情報を設計・調達部門で共有することで、部品リスクを踏まえた判断を支援します。
1.部品のライフサイクル情報を、設計段階から活用
Accuris Partsソリューションが提供するライフサイクル情報やEOL予測を、Windchillで管理するBOMと関連付けて確認できます。
開発の早い段階から、将来のEOLリスクを考慮して部品を選定することで、量産後の設計変更や手戻りにつながるリスクを抑えます。
2.代替部品の調査と、影響範囲の確認を効率化
EOLや部品のステータス変更が発生した際には、Accuris Partsソリューションに収録された代替候補や技術情報を活用して、代替部品の調査・比較を効率化できます。
さらに、Windchillの製品構成情報から対象部品を使用している製品を逆展開することで、変更による影響範囲の把握にもつなげられます。
「どの部品に問題があるか」だけでなく、「その部品がどの製品に影響するのか」まで製品情報と関連付けて把握できることが、PLMと連携する大きなメリットです。
3.部品調査に必要な情報へのアクセスを効率化
部品の技術属性やデータシート、環境コンプライアンス情報に加えて、ディストリビューターの在庫状況、価格、リードタイムなどの情報を部品選定や調達判断の参考として活用できます。
必要な情報を複数のWebサイトや資料から個別に探す作業を減らし、設計・調達部門における情報収集の初動を効率化します。
PLMを設計データ管理から「設計判断を支える基盤」へ
Windchillで管理するBOMに外部の部品情報を組み合わせることで、EOL発生後の対応だけでなく、設計段階から部品リスクを考慮した判断が可能になります。
将来のEOLや供給リスクを早期に把握することで、設計変更や手戻りの抑制につなげ、変化に強い製品開発を支援します。
サイバネットでは、お客様の現在のPLM運用や設計プロセスを踏まえ、Windchillと部品情報を組み合わせた最適な活用方法をご提案します。











