CYBERNET

セミナー情報|特別セミナー

PIDO-DAY 2017

〜PIDOの設計者展開を目指して〜

2016年は「PIDOの設計者展開を目指して」をテーマに、最適化のプロセスを設計者にどのように展開したらよいかを、ご参加の皆様とともに議論する場を提供いたしました。 ご参加者の皆様より、開発期間短縮のために設計現場でのPIDO実践の有用性や社内展開の必要性を感じつつも、その展開には社内の理解や、PIDO実践がどれだけ会社の利益に貢献 するかを示す事が重要な課題であるとの声が多数集まりました。

そこで今回は「CAE : 導入効果の証明」をテーマとし、設計部門や研究開発部門などの開発初期段階でPIDOの実践に取り組むことがいかに経営に貢献するかについて、さまざまな展開事例やソリューションを通じて議論いたしました。

基調講演では、日本の最適化研究の第一人者であり、2014年より金沢大学長にご就任された山崎 光悦 氏をお招きして、学校経営の視点からモノ造りの未来と産学連携と人材育成についてご講演をいただきました。ユーザ講演では、イーグル工業様より、CAEを活用した最適化の展開による経営への貢献について、本田技術研究所様より自動化でプロセス改革を行い開発期間の短縮による経営への貢献について、PI(Process Integration )DO(Design Optimization)それぞれの視点から両社における取り組みについてご講演をいただきました。

会場のベルギー王国大使館は講演、情報交換会ともに非常に多くの参加者で賑わいました。PIDOの推進・展開を目指す皆様とともに双方向での議論を交えながら深く考える場となりました。ご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。

講演風景

次世代PIDOツール「id8」紹介

展示風景

情報交換会

展示(イーグル工業様)

展示(Optimus&id8)

開催概要

  東京
日程 2017年6月22日(木) 13:15〜18:10(12:45受付開始)
※講演終了後、全員がご参加いただける情報交換会を予定しています。
会場 ベルギー王国大使館 [地図]
東京都千代田区二番町5-4 (最寄駅:東京メトロ・麹町駅)
主催 サイバネットシステム株式会社
対象
  • Optimusユーザ様
  • サイバネットシステム取扱製品ユーザ様
  • PIDO推進に取り組まれているマネージャーの方、または展開責任者
  • Invitationをお持ちの方
定員 100名
参加費 無料(事前登録制)
お申込み方法 日程・お申込みから専用フォームにてお申込みください

※PIDO-DAY 2017は、Optimusユーザ様、およびInvitationをお持ちの方優先のセミナーとさせていただきます。
※お申込みの際は、ユーザーID(License ID)または上記のInvitation Codeが必要になります。
※上記以外のお客様で参加をご希望される方はこちらよりご相談ください。

タイムテーブル

13:15-13:30

挨拶・イベントコンセプト

13:30-14:30

基調講演

モノ造り未来を切り拓く産学連携と人材育成

国立大学法人金沢大学
学長 山崎 光悦 氏

14:30-14:40

休憩

14:40-15:25

ユーザ講演 Design Optimization

15:25-15:45

Coffee Break

〜展示コーナーにて、デモ展示をご覧ください〜

15:45-16:30

ユーザ講演 Process Integration

自動化/プロセス改革による自動車の運動性能検討の発展

株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第11技術開発室 第1ブロック
主任研究員 坪内 淳志 氏

16:30-16:40

休憩・移動

16:40-18:10

情報交換会

※PIDO-DAY参加者様は全員ご参加いただけます。

※情報交換会にはベルギービールと、美味しいベルギー料理をご用意してお待ちしております。

講演概要

基調講演モノ造り未来を切り拓く産学連携と人材育成

国立大学法人金沢大学
学長 山崎 光悦 氏

サービスを中心とする、ハードからソフト中心のモノ造り産業構造の変革期、そして第4次産業革命、日本政府が掲げるSociety5.0を踏まえた設計工学、CAE、最適設計の目指すべき方向性とイノベーション創出を先導する製造革新技術、そしてそれらを支える人材育成の方向性を示す。

ユーザ講演 Design OptimizationCAEおよびPIDO技術で製造業経営へ貢献
−超低トルク・ゼロリークメカニカルシールの開発成功秘話−

イーグル工業株式会社 技術研究部
部長 井上 秀行 氏

メカニカルシールに要求される性能は年々厳しくなっており、シール対象物の高温・高圧化や機械の高速化などのニーズの多様化に加え、低負荷、低エネルギー損失など環境への配慮が求められている。これらに対応すべく開発した次世代型メカニカルシールに使用されている表面テクスチャリング技術は、超低トルクとなる潤滑機能とゼロリークという密封機能を両立させるために大きな役割を果たしてきた。
本講演では、この次世代型メカニカルシールの開発を成功に導いた表面テクスチャリング技術の構築において、構造解析や流体解析などのCAEを有効的に活用した事例とOptimusを使用した多目的最適化事例をCAE導入の重要性と絡めて紹介する。

自動化/プロセス改革による自動車の運動性能検討の発展ユーザ講演 Process Integration

株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター 第11技術開発室 第1ブロック
主任研究員 坪内 淳志 氏

自動車の運動性能を検討するにあたり、操縦安定性、乗り心地、NVといった領域の相反しがちな性能をいかに合理的に成立させることが重要となる。そのためには、設計初期段階からシステム特性及び部品特性への適切な性能割り付けが必要であり、その性能割り付けにはモデルベース開発の活用が有効である。
本講演では、自動車のサスペンション領域における自動化・最適化を含めた性能設計の取り組みについて紹介する。

お問い合わせ

サイバネットシステム株式会社
Noesis 製品問合せ窓口

optimus_info@cybernet.co.jp

メールでのお問い合わせも承っております。
Noesis 製品に関するご質問はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォームはこちら