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Excelと連動したコストと公差の最適化

「コスト」を考慮した「公差設計」ができていない、品質を上げる為に全体的に公差を厳しめに設定している、「コスト」ありきで限定的な範囲で公差検討を行っている、「公差」と「コスト」の関係が複雑で最適解がわからない、などの課題をかかえていませんか? 
本資料では、テールライトユニットを対象として、CETOL6σとExcelをOptimusにより連携し、「コスト」を考慮した「公差設計」を実現する事例をご紹介します。検討時間を短縮し、「最適化」を確実に探索します。

テールランプ-コーナーランプ間の隙間と段差

テールランプ-コーナーランプ間の隙間と段差を対象とし、歩留り向上99.7%以上(Cp≧1.0以上)と、改善コストの最小化を目的とします。CETOL6σによる公差解析の結果、「隙間」・「段差」ともに、目標歩留り(99.7%以上)には到達しないことが分かりました。それぞれ目標歩留りをクリア出来る各部品の公差値を探索します。

CETOL6σによる改善公差項目検討

CETOL6σの「公差寄与度」にて、各測定対象に対する公差の影響度合いを確認します。今回はそれぞれ影響の高い「上位6項目」(計8項目)を改善公差項目として選択します。

Excelによるコストテーブルの作表

Excelにて「公差値改善に必要な費用」(コストテーブル)を作表します。

Optimusによる公差-コストの自動最適化

公差解析および歩留まり算出を実施するCETOL6σとコスト算出を実施するExcelを、Optimusにより連携し、目標歩留りを確保しつつ、必要コストが最小限となる公差値を自動で探索します。サンプリング/実験計画法、大域的最適化、局所的最適化、多目的最適化の順に実施します。Optimusによる大域的最適化および局所的最適化の結果、「最小限のコスト」で「目標歩留り」を確保する公差値が自動算出されました。CETOL6σにて「公差寄与度」を参考に手動で公差改善を検討した場合と比較して、1個あたりの改善コスト差額は400円となり、年間削減費用は9,600万円になります。

コストと歩留まりのバランスや公差値緩和の検討

今回の最適化では「目標歩留りに対するコスト最小化」が目的でしたが、歩留りの目標値を少しだけ下げるとコストがもっと安くなる場合(図中の青色の矢印)や、もう少しコストをかければ歩留りがもっと良くなる場合(図中のオレンジ色の矢印)など、Optimusではコストと歩留りのバランスを変えた最適解を算出することも出来ます。また、今回は「公差寄与度」の高い公差値による現行公差値からの改善検討でしたが、公差寄与度の低い公差値も含め、歩留りを確保しつつ公差値緩和を検討することも可能です。

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