LucidShape リリース情報

主な新製品や新しいバージョンについて紹介しています。

LucidShape 2018.06 主な新機能

輝度センサーのRay History Sensor(RHS)機能

以前より光度センサーと照度センサーに搭載されていたRay History Sensor(RHS)機能を輝度センサーへ追加しています。RHSでは輝度分布の特定領域に対応する光線経路を再現することが可能です。 ターンランプやテールランプといったシグナル照明用の光学システムでは特に迷光の効率的なトラブルシューティングが可能になります。


図1. ロービームヘッドライトリフレクタの輝度分布(Ray History Sensorを利用して矩形エリアの分布に対応した光線経路を追跡します)

図2. Ray History Sensorによる光線経路の追跡結果

繰り返しシミュレーション用の乱数種の固定機能

モンテカルロシミュレーションにおいて光線作成に利用する乱数種の乱数種を固定する【乱数種の固定】を設定できるようになりました。同じパラメータを使用したシミュレーションを繰り返すときに、全ての光線追跡の開始条件と、光線経路で発生する事象(例、散乱、フレネル反射)を再現することができます。

この機能を利用することで、シミュレーションモデルのパラメータ変化(例:ファセットリフレクタのスプレッド角度)の影響を、非常に少ない光線数とシミュレーション時間で分析することができます。


図3.乱数種を固定するチェックボックス

体積散乱モデルへのGPUトレースの適用

乳白材料などをMediumに適用したモデルのシミュレーション速度を上げる為に、体積散乱モデルにGPUトレースを適用できるようになりました。シミュレーション速度はモデルの種類、複雑さ、使用している材料とMedium、追跡光線本数によって異なりますが、基本的にはGPUトレースはCPUベースの光線追跡よりもシミュレーション速度を速くすることができます。

シミュレーション時間の比較

ハードウェア: CPU - Intel Xeon E5-2630 v2 (2x),24 スレッド/ GPU - GTX 780 Ti
テッセレーションパラメータ:  0.05 / 100 / 0.02
モデル: ライトガイド(LD96タイプのMedium利用)。CADデータは含まず。

表1. シミュレーション時間
追跡光線本数 CPU GPU
1000万本 10分59秒 1分4秒
1億本 1時間50分 7分33秒