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繊維製造における生産設備の稼働データ分析により、トラブル発生の前兆を検知しOEE改善に貢献

製造業にとって最も避けたいのが「計画外停止」ですが、特に、糸型製品のように工程が途切れず連続した製造において途中でトラブルが発生した場合には即ライン停止となります。対策を検討するためにデータを大量に収集しているのに、分析のノウハウが無いためにデータ活用が進んでいないというケースは珍しくありません。
それに対して、BIGDAT@Analysisを使って収集データを活用し、生産設備の異常発生の前兆を検知することでトラブルによる ライン停止を回避する取り組みに挑戦しました。

課題

✖ 糸型製品の生産工程において特定のトラブルが発生した場合には生産ラインが全て停止するため、収益性の悪化や生産計画への混乱を招いていた。 ✖ 上記のトラブルは特定設備の稼働状況により顕在化するが、その時点ではもう手遅れであり回避不可能。 ✖ 生産設備の各種稼働データの収集を行っているが、活用できていない。

解決策

✓収集データを可視化した後、時系列に沿って分析することで正常状態と異常状態の特徴量を抽出する。 ✓正常状態から異常状態に推移する際の「前兆」を示すパラメータを特定し、検知する。

効果

◎前兆と思われる状態に類似性があり、前兆を検知することでトラブルを回避することが出来た。 ◎正常/前兆/異常それぞれの状態を切り分け、各領域における特徴量の比較により正常状態→前兆→異常状態への推移に影響を及ぼす要因を絞り込むことが可能となった。

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