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課題解決Goldfireコラム30年後の社会実装を見据えた新しい技術へ

2021年03月30年後の社会実装を見据えた新しい技術へ

2020年10月、日本政府は「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言しました。世界の120以上の国や地域でも同様の目標を掲げ、大規模な経済政策を発表し、新しい挑戦への一歩を踏み出しています。過去の当コラム(2020年11月:欧州グリーンディール) でも、欧州の状況について、一部取り上げていますが、今回は国内の動向に目を向けてみましょう。

コロナ禍において民間での研究開発投資の減退が懸念されていますが、経済産業省は「2050年カーボンニュートラル」実現に向けて、総額2兆円の「グリーンイノベーション基金」を国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)に造成し、今後10年間の企業の野心的な研究開発を支援することを発表しました。

これに伴い、NEDOは「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて新たな先導研究の様々な公募を開始しています。経済と環境の両面の目標達成につながるような野心的な2030年目標から始め、「先導研究プログラム」で掲げられているテーマやそのパンプレットに見られるような技術が、10年、20年…と経ったときにどのような形で実社会に反映されていくのか、非常に興味深いところです。

参考|2050年カーボンニュートラルの実現に向けて新たな先導研究の公募を開始

Goldfireで戦略的リサーチを実施

さて突然ですが、もし「ハイリスクでもよいから、革新性、独創性があり、産業への波及効果が期待できる研究開発を考えてください」と言われたら、皆さんはどのような技術提案を考えますか? 「革新的」「独創性」「波及効果の高い」技術をどう見出すのか。とりあえず知っているワードで調べてみたり、有識者の意見に耳を傾けてみたりしないでしょうか。しかしこれでは「思考に制約をかけている」「考えが偏る」ことになってしまいます。

ではどのように調査検討すればよいのでしょうか?そのような時には、Goldfireを利用した戦略的リサーチが効果的です。例えば、自社技術をカーボンニュートラルに貢献するような用途に新規展開していきたいとします。この時、技術シーズの用途を戦略的に調査して思考を広げることで、今までにない用途案の発想につながることが多くあります。

早速、二酸化炭素の分離回収についての革新的な技術を最近の文献に絞って、Goldfireで調査してみました。すると、革新的システムや革新的技術に関する記載が自動的に分類されて素早く一覧表示されるので、効率的よく調査(リサーチ)できます。例えば、藻類などのバイオマス、メタンなどの低沸点炭化水素による不活性ガスによる洗浄、セラミックコーティングされた多孔性のシリコン膜等の吸着材の利用、またその装置製造や製造方法など、皆さんが「知りたい」と思う様々な技術について、素早く、ピンポイントに知ることができます。

先ほどの「ハイリスクでもよいから…」と問いかけた内容は、実は「NEDO先導研究プログラム」の「対象とする研究開発テーマ」そのものであり、「新技術先導研究プログラム」および「未踏チャレンジ2050」で重要視されている内容です。積極的に新しい技術への一歩を踏み出すきっかけとして考えてみてはいかがでしょうか。

ご自身が持っている技術と他業種/他分野での「何か」を組み合わせて調査してみる。Goldfireは、革新的な技術や製品を開発するためのアイデアやコンセプトの創出をサポートしてくれるため、「新しい技術の種」を見つけることができるかもしれません。10年後、20年後、さらには30年後を見据えて、Goldfireを活用して「自分たちが持っている技術」に新しい価値を見出し、更に新しい技術に変化させてみませんか。

参考|NEDO先導研究プログラム「エネルギー・環境新技術先導研究プログラム/新産業創出新技術先導研究プログラム/未踏チャレンジ2050

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イノベーションをより「起こしやすく」する。Goldfireは、そんな環境を構築できるソフトウェアです。普段気づかない知識を知りたい・他業種での利用方法や技術情報を知りたい・原因特定や問題解決を効率よく行いたい・培った技術や知識を組織内で幅広く共有したい、こんなお悩みをお持ちの方はまずはGoldfireの製品紹介のページをご覧ください。

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次のような状況を満たした環境があれば、イノベーションへのプロセスは加速されるはずです。

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広範な知識を集めて「アイデア」の生成を支援するソフトウェア

様々な企業が「Goldfire」を活用しています

  • AGC株式会社
  • 味の素株式会社
  • キユーピー株式会社
  • サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社
  • 住友精化株式会社
  • 株式会社ダイセル
  • DIC株式会社
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  • 藤森工業株式会社
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