〜プレス成形解析の最新動向とユーザー事例〜 eta/DYNAFORMソリューションセミナー2015

プレス成形技術は、近年の自動車業界に代表される部品の軽量化、高強度化に伴って難加工材への取り組みが不可避となっている一方で、製品の市場投入期間の短縮およびコスト低減のための金型製作期間及び成 形工程の短縮が求められています。
この成形技術の高度化とコスト低減には成形シミュレーションの活用が効果的であり、ますます活用が広まっています。
このたびサイバネットシステムでは 「eta/DYNAFORMソリューションセミナー2015」として板成形シミュレーションの最新情報をご案内いたします。
本セミナーでは広島大学工学研究院 教授・工学博士 吉田 総仁 氏による基調講演と、有限会社小森谷製作所様、スズキ株式会社様によるユーザー事例講演を予定しております。
またeta/DYNAFORMの開発元であるETA社からの最新トピックスと最新機能についてご紹介いたします。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

大盛況で終了しました。

日程・お申し込み

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開催概要

名古屋 東京
会場 ウインクあいち 13F 特別会議室1301
[地図]
アキバプラザ 6F セミナールーム1
[地図]
開催時間 13:30〜17:30(受付:13:00〜)
受講料 無料(事前登録制)
定員 50名 80名
対象 ・eta/DYNAFORM製品ユーザー様
・板成形CAEの導入をご検討中の方

タイムテーブル(名古屋/東京)

13:30〜13:35 ご挨拶
サイバネットシステム株式会社
13:35〜14:35 <基調講演>
板材成形シミュレーションのための材料モデルと成形限界クライテリオン
広島大学工学研究院 教授・工学博士 吉田 総仁 氏
板材成形シミュレーションによりスプリングバック、割れ、しわなどを高精度に予測するためには材料の応力−ひずみ応答を正確に記述できる材料モデル(弾塑性構成式)と成形限界クライテリオン(FLDなど)が必要となります。本講演ではこれらについて講演者の研究成果を中心に解説します。材料モデルについては、バウシンガー効果を表現するためのYoshida-Uemori(Y-U)モデル、大ひずみの硬化の表現、応力の6次多項式型異方性降伏関数、異方性が塑性変形に伴って発展してゆく現象のモデルについて述べます。成形限界については、非比例変形FLD、引張り曲げ破断限界、縁割れについての考え方などについて解説します。またこれらを成形シミュレーションに応用した例を示します。
14:35〜15:05 <ユーザー様事例>
eta/DYNAFORMを用いた順送プレス金型への活用事例
有限会社小森谷製作所 代表取締役社長 小森谷 剛 様
近年、パーソナルコンピュータの高性能化に伴って、プレス成形CAEシステムの中小企業への導入、活用事例を多く聞くようになりました。弊社もその中小企業の1つで、プレス金型、とりわけ順送プレス金型設計製作を強みとしています。今回は以下の3つの観点から、順送プレス金型設計におけるeta/DYNAFORMの活用事例を紹介します。
(1)レイアウト(工程)設計:プレス成形CAEにより、複雑な多段階工程に対する工程の簡略化、工程数削減を見出せる。
(2)成形性と送り(フィード)性能評価:成形性と安定した送りを実現するための解析方法の紹介。
(3)成形品の回収(シュート)性能評価:成形品を確実に回収するための解析方法の紹介。
15:05〜15:35 <製品紹介>
最新バージョン eta/DYNAFORM 5.9.2.1 の新機能のご紹介
サイバネットシステム株式会社
本年3月にリリースされたDYNAFORMの最新バージョン5.9.2.1 では、多段階工程でのブランク、ツールのオートポジショニングや反復法を利用したトリムラインの最適化機能など様々な新機能が追加され、より使いやすく、高精度な解析が出来るよう進化しています。本セッションでは、DYNAFORM 5.9.2.1 に搭載された代表的な新機能をご紹介いたします。
15:35〜15:50 休憩
15:50〜16:50 <開発元講演>
eta/DYNAFORM最新トピックスのご紹介
米国ETA社(Engineering Technology Associates, Inc.)
Product manager Ph.D. Jeanne HE
16:50〜17:20 <ユーザー様事例>
製品設計者向けプレス成形CAEシステムの開発
スズキ株式会社 四輪プラットフォーム設計部 設計企画課 粂田 祐介 様
スズキでは、「トップクラスの環境性能」「お求めやすい価格」「安心と喜びのあるクルマ」を開発方針とし、“SUZUKI GREEN Technology”のコンセプトに基づいて新機種の開発を行っています。車体の設計においては、環境性能向上のために軽量化を図りつつ、剛性や静粛性、衝突性能、走行性能といった性能向上も両立させるべく、開発を行っています。数百点に及ぶ車体板金部品の一つ一つを効率良く短期間で設計するために、設計初期段階において成形性と歩留まりを製品設計者が自ら予測して改善するための「DYNAFORM BSE」を利用したプレス成形CAEシステムを活用しています。本講演では、このプレス成形CAEシステムの概要と適用事例について紹介します。
17:20〜17:30 質疑応答

※日程、内容につきましては変更させていただく場合がございますので、ご了承ください。