バージョン10.4

CODE V最新バージョンCODE V 10.4がリリースされました!

CODE V10.4では、主にビーム伝播解析(BSP)関連の機能強化を行いました。
光通信光学系やリソグラフィー光学系に有用な多くの機能が追加されています。

BSP機能とは
CODE V 10.1で追加された新しいビーム伝播手法です。光学系中のアパチャーの回折の影響を考慮した解析が可能です。"事前分析" 機能によって対象光学系に対応した解析パラメータの推奨値を自動決定します。簡単な設定で精度の高い解析が可能です。

BSPの複素振幅データのインポート

CODE V 10.4ではBSPへの複素振幅データのインポート機能を追加しました。より柔軟に入力ビーム(光源)設定を行うことが出来ます。設定にはビームの強度と位相を指定したグリッドデータを利用します。例えば、導光路やフォトニックデバイスを解析する外部プログラムの出力データを取り込んで解析を行うことが出来ます。また本機能により高次のレーザーモードの定義や伝播を行うことができるようになります。


エルミートガウシアンを光源に設定したBSPの解析例

BSP 複屈折材質内の異常光伝播計算をサポート

BSPで一軸性複屈折材質の異常光線の追跡に対応しました。これにより、光通信用光学系やリソグラフィー光学系に代表されるような偏光状態を制御する光学系に対して、より精度の高い解析を実行できるようになりました。


複屈折材質を用いたアンチエリアシングフィルタのBSPによる解析例

BSPの事前分析の改良

BSPの事前分析機能によって、対象光学系と光源の設定に基づいたBSPの解析用パラメータ(サンプリング、リサンプリング、アパチャークリップなど)を自動的に決定することが出来ます。この事前分析機能がよりロバストになりました。ガウス光源の直後にレンズを挿入した光学系に対してより効率的な推奨値を設定することが出来ます。
(このような素子の配置は光通信用の光学系によくみられます。)

BSPの並列処理対応

BSPはマルチコアアーキテクチャーCPUの並列処理を利用できるようになりました。
従来のシングルプロセッサーの利用に比べて、非常に高速に処理を行うことができるようになりました。

Glass Expert

Glass ExpertがCODE Vに統合されました。複数の仮想ガラスが含まれた光学系に対して本ツールを利用すると最も性能が高い実在のレンズの組み合わせを提示します。
(アポクロマートを含む)より高度な色収差の補正を行うことができます。ガラスの置き替え処理では材質の透過率や価格、重量、その他の特性を制御することも可能です。これにより実用的なガラスへの置き替えを自動で行うことが出来ます。ガラス選択のプロセスには長時間が必要ですが、この時間を削減することが出来ます。

GAUSSBEAMマクロ関数の強化

光学系に偏心などが含まれる場合には、従来のビームウエストという考え方では対応できません。このような一般非点収差がある光学系でもビームの主方向と副方向の 最少ビーム径は存在します。GaussBeamマクロ関数の機能強化によりこれらの情報を参照することができるようになりました。最適化中で利用すれば、一般非点収差がある光学系のビームの状態を制御することが出来ます。

本リリースについての詳細および修正されているバグの情報等に関しましては、リリースノートをご覧下さい。
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