バージョン 10.1

CODE V最新バージョンCODE V 10.1をリリース!

Beam Synthesis Propagation (BSP) の正式版が実装されました!

新しい波動伝搬アルゴリズムを採用したBeam Synthesis Propagation (BSP) オプションのベータ版がCODE V 10.0に実装されましたが、今回リリースされましたCODE V 10.1では、正式版が実装されました。
これまでのBSP ベータ版では、オプション実行はコマンド入力からのみでしたが、今回実装されましたBSP正式版は、グラフィカルユーザーインターフェースから実行することができるようになりました。


機能の特徴

  • 周りに光学場付加した光線を追跡することにより波動伝搬計算を実行していますので、光線追跡が可能な系でしたら基本的に解析可能です
  • 高速フーリエ変換(FFT)アルゴリズムを使用した伝搬解析機能と違い、細かいサンプリングの調整が必要ありません
  • ベクトル場を取り扱うことができますので、偏光を考慮した伝搬解析が可能です
  • “事前分析機能” を使用することで、入力場の情報と出力情報、解析範囲情報といった最低限の設定で精度の高い解析結果が得られます

適用可能光学系

一般的に波動光学解析を要する光学系には、ほとんど適用することができます。また、FFTアルゴリズムを使用したビーム伝搬解析機能と違い、ノンシーケンシャル面を使用した光学系の解析も可能です。
  • 偏光による影響を考慮しなくてはならない系
    高NA顕微鏡対物レンズ
    偏光ビームスプリッターなどを有する系 など
  • ノンシーケンシャル面を使用した光学系
    セグメントミラーからなる光学反射面
    コーナーキューブリフレクター
    ダブルドーブプリズム など

 

ビームレットのフットプリントプロット

ビームレットフットプリントプロットがBSP の出力オプションに追加されました。
ビームレットフットプリントプロット(BFP コマンド) は、入射ビームの面上での位置とサイズを表示します。参照波長のビームレットは楕円で表現され、その面のアパチャプロット上に上書きされます。指定面上でのビームレットの粗密状態を視覚的に認識することができ、正確な伝搬解析を行えているのかどうかを直感的に判断することができます。

 

BSPのベクトル場解析結果を使用した結合効率、偏光存損失の計算

以前のバージョンまでは、BSPでワークシートバッファに保存した複素振幅データを入力ビームに用いる機能がありましたが、ベクトル場データを含むように拡張されました。
二つの直交する偏光状態に対するベクトル場データを用いて、CEF と偏光依存損失(PDL) の両方を計算することが出来ます。

 

その他の追加/修正機能

  • 導関数差分量の計算に有限差分法を使用したアルゴリズムを選択できるようになりました(コマンド入力のみ)
  • レンズファイルを保存する際に、バージョン番号を付けるかどうかを選択設定できるようになりました
  • 2次元像シミュレーションオプションのデフォルト入力画像ファイル名がDefault.bmp へ変更されました。
  • Macro-PLUS 、新規マクロの追加と既存マクロの修正
  • 既存のマクロプログラムに影響を与える可能性があるCODE V プログラム修正
  • ガラスカタログの更新
その他にもユーザー様よりご報告いただいたいくつかのバグが修正されています。
詳しくは、CODE V 10.1 リリースノートをご覧ください。