時間 | 講演タイトル | |
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10:00-10:10 | 開会のご挨拶 | |
10:10-11:00 | 技術講演 「サイバネットのCAE技術と最適化設計への取り組み」 サイバネットシステム 株式会社
モデルベース開発推進事業部 テクニカルオフィサー 重松 浩一 |
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11:00-11:30 | ユーザー講演 「直動ガイドの数値シミュレーション ANSYS & Optimus による “高精度化” “自動化” “最適化”」 THK 株式会社
技術本部 基礎技術研究所 信頼性研究課 チームリーダー 今井 竜也 氏 |
Optimus体験セミナー1 (11:00〜12:00) |
11:30-12:00 | 事例紹介 「バックライト設計で利用できる新しい最適化ソリューション 〜 OptimusのLightToolsダイレクトインターフェースと利用 〜」 サイバネットシステム 株式会社
オプティカル事業部 技術部 技術第2グループ 笹川 平久 |
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12:00-13:15 | ご昼食 | |
13:15-14:15 | 基調講演 「最適化技術が拓く設計・開発」 早稲田大学
理工学術院長 山川 宏 氏 (創造理工学研究科教授 総合機械工学専攻) |
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14:15-14:45 | ユーザー講演 「反復最適化手法によるパワーコンディショナ用地絡検知回路のロバスト設計」 三菱電機株式会社
住環境研究開発センター 設計・品質技術開発部 設計技術開発グループ 安部 亮輔 氏 |
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14:45-15:00 | ご休憩 | |
15:00-15:30 | ユーザー講演 「Optimus-MapleSimによるタイミングベルト特性の同定」 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
機構設計部 MRMEグループ アドバンスド メカニカルチーム リーダー 舞田 正司 氏 |
Optimus体験セミナー2 (15:00〜16:00) |
15:30-16:00 | 事例紹介 「渦電流センサによる導電率検知回路の定数最適化解析」 サイバネットシステム 株式会社
EDA事業部 EDA技術部 アプリケーショングループ 太田 淳也 |
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16:00-16:15 | 閉会のご挨拶 |
※講演内容については予告無く変更になる場合がございます。予めご了承下さい。
近年におけるコンピューターのハードウエアやソフトウエアの長足の進歩は、機械機器や構造物の設計・開発に際してコンピューターは必要かつ不可欠の道具となっています。東日本大震災やヨーロッパの金融不安など我が国の製造業においては、これまでにない厳しい環境の下、欧米のみならず、近隣の中国、韓国などとの競争を余儀なく強いられています。このような状況下で近年、発達して実用に供されている最適化技術は我が国の製造業の今後の活路を提供するものと期待されています。
そこで本講演では最適化技術の今後の設計・開発への活用として
1.複合領域の最適設計の問題点と今後
2.統合化設計・生産過程の中の最適化技術の活用
3.最適化技術の同定問題への活用
4.最適化技術の制御問題への活用
などのテーマを取り上げ、例とともに平易な解説を行います。
経歴
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専門分野
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所属学会
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最適設計関連の主な著書
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弊社は「つくる情熱を、支える情熱。」をコーポレートメッセージに、詳細な製品設計のためのCAE技術から数式処理技術を利用したMaple / MapleSimのシステム解析技術、さらに最適設計を実現するためのOptimusまで幅広いツールを提供、また専門的な技術サービスを通してお客様のものづくりに貢献しています。本講演では私達の提供する製品設計のためのシミュレーション技術、さらに最適設計に対するソリューションについて実例を含めご紹介します。
直動ガイドは産業機械の精度や寿命を左右する基幹部品です。よって、製品単体の解析値は選定時の重要な目安となりますが、従来理論では予測精度の限界がありました。そこで当社では、従来理論にANSYSによるFEMを連成させ“高精度化”を図り、さらに実用環境を整備すべくOptimusによる“自動化”を行いました。本講演ではその概要と新理論を用いた運動精度の“最適化”についてご紹介します。
OptimusとLightToolsを組み合わせることで、LightToolsだけではできなかった事が最適化できるようになります。また、専用インターフェースを利用すると、それがさらに簡単に実現できます。本発表ではバックライト導光板の最適化において、これらに関わる幾つかをご紹介します。
反復最適化手法に基づくシミュレーション環境(PSpice、Optimus)を構築し、パワーコンディショナ用の地絡検知回路について検討しました。開発上流でばらつき要因(@工程内の部品ばらつき(偶然誤差)、A市場環境での構成素子の特性変化(必然誤差))に対するロバスト性の確保と性能目標を達成し、開発を効率化しました。(A)開発効率化…解析環境の構築により検討時間1/10化。(B)性能およびロバスト性目標達成…回路定数の最適化により性能(地絡電流に対する検知電圧感度)及びロバスト性向上。今後試作機にて性能確認を予定しています。
医療用CTの開発にMBDを導入するにあたり、購入機械部品の特性を正確に把握する必要がありました。部品サプライヤから得られる限られた実験データをもとにOptimusとMapleSimを組み合わせて必要なデータを得ることができましたので、その手法についてご紹介します。
金属の導電率によってコイルセンサのインダクタンスが変化する原理を利用し、センサを組み込んだ回路の出力電圧で金属の種類を判別します。金属の種類を正確に判別するには、インダクタンスと出力電圧の関係が線形であることが望まれます。本発表では上記条件を満たす回路定数の最適化をOrCAD PSpice および Optimus を用いて検討した結果をご紹介します。
最適化に興味はあるが何から始めて良いかわからないという方を対象に最適化の概要をご説明し、実際の操作体験を通じて最適化をより身近に感じていただくためのセミナーです。
最適化に少しでも興味をお持ちの方はぜひご参加ください。