「SKYSEA Client View Ver.15」では、設定項目が多岐にわたるOffice 365などのアップデートを、管理画面上でスムーズに実施できる機能をご用意しました。また、通信カード利用時のWindows 10大型アップデートなどを制限し、通信量超過による速度制限を防ぐ機能も搭載。働き方改革を支援する機能としては、他社メーカー様の勤怠 / 就業管理システム上の情報を活用し、業務時間外に稼働しているPCへメッセージを通知したり、画面ロックで操作を制限したりすることが可能です。そのほか、組織で利用しているソフトウェアの脆弱性情報を効率的に取得できる機能も追加。パッチの適用などセキュリティ対策への迅速な対応をサポートします。
Office 365 / Office 2019は、Windows OSと違い、WSUSサーバーからの更新プログラムの配布は行えません。代わりに、「配布ポイント」に指定されたサーバーやクライアントPCから配布する方法が用意されていますが、この方法は設定項目が多岐にわたります。最新バージョンでは、配布に関するこれら設定が手軽に行えるインタフェースをご用意。部署ごとに複数の配布ポイントを設けることで、大規模環境でのアクセス負荷を分散させることも可能です。
※1 本機能は「ITセキュリティ対策強化」機能として提供いたします。「ITセキュリティ対策強化」機能については、こちらをご覧ください。
通信カードやモバイルWi-Fiルーター、スマートフォンのテザリングなどを利用している場合に、大型アップデートなどのWindows Updateの実行を制限できます。社外にクライアントPCを持ち出した際など、通信時にデータ使用量の上限があるサービスを使用している場合に、数GBにもなる更新プログラムをダウンロードさせないようにすることで、一定期間内に大量のデータ通信を行うことによる速度制限を防ぎます。
社内にあるPCへは、既存の「ソフトウェア配布」機能を使って機能更新プログラムを配布いただくことも可能です。配布時のネットワーク負荷を下げる設定なども用意しており、PCの台数が多い組織でも効率的にプログラムを配布でき、組織内へのスムーズな適用を支援します。
更新プログラムなどの適用状況をより把握しやすくするため、「アプリケーション一覧」画面を改善。更新プログラムのタイトルなどの表示項目や、情報の絞り込みが手軽に行えるタブやボタンを追加しました。また、Microsoft Officeの更新情報も合わせてご確認いただけます。
Office 365の一部サービスとしても提供されているExchange Onlineに関するメールログが取得可能に。テレワークなど社外でPCを業務利用する際にも、送信メールの宛先や件名、添付ファイル名といったログが管理できます。
※1 デスクトップ版のOutlookをご利用の場合は、送信メールログオプション(Pro/500/LT)が必要です。
他社メーカー様の勤怠 / 就業管理システムで管理している情報をSKYSEA Client Viewに取り込み、業務時間外に稼働しているPCにメッセージを表示させたり、画面ロックを行うことができます※1。
※1 連携する各メーカー様の勤怠 / 就業管理システムについては、SKYSEA Client ViewのWebサイトにて随時公開いたします。
多くの組織では、利用しているソフトウェアの脆弱性を管理する際、ソフトウェアと脆弱性情報との紐づけを人手をかけて行っています。そのような手間を軽減するため、SAMACとIPAは共同で、SAMACソフトウェア辞書※1とJVN※2の脆弱性情報を製品識別子CPE※3で紐づけ、データ連携を行うことで脆弱性管理の効率化を支援する仕組みを用意しています。SKYSEA Client View Ver.15では、この仕組みを活用。SAMACソフトウェア辞書をインポートすることで、CPEを含む辞書のソフトウェア情報と、SKYSEA Client Viewのソフトウェア資産情報が自動で紐づき、CPEを基に組織で利用しているソフトウェアの脆弱性情報をJVNから確認することができます。
※1 一般社団法人IT資産管理評価認定協会(SAMAC)が提供する、国内外で一般公開されているソフトウェアに関する情報を収録したマスターデータ。保守契約をいただいているユーザー様に向けて、保守契約ユーザー用Webサイトでご提供しています。
※2 日本で使用されているソフトウェアなどの脆弱性関連情報とその対策情報を提供し、情報セキュリティ対策に資することを目的とする脆弱性対策情報ポータルサイト。正式名称は「Japan Vulnerability Notes」。
※3 情報システムを構成するハードウェアやソフトウェアなどを識別するための名称の基準。
USBデバイスの使用を原則禁止している環境で、管理機で生成したワンタイムパスワードをクライアントPC上に入力することで、一時的に使用を許可することができます。
他社メーカー様のUSBキーを使ってWindowsにログインした際に、認証結果を起動・終了ログとして記録。認証に失敗した場合にもログが記録されるため、状況の把握に役立ちます。
※1 本機能は特定製品をご購入された場合のみ有効です。
管理コンソールのリスト表示に、資産情報として登録した任意項目を表示できるように改善。例えば、ヘルプデスクの際に対象PCの検索・特定がしやすいように、PCごとに利用ユーザーの社員番号などを資産情報に登録し、表示させるといった活用が可能です。
※1 サーバーに登録されている配布対象アプリケーションを、クライアントPCでダウンロードしてインストールできる機能です。