CODE V特別セミナー 2018
特別セミナー(無料)
CODE Vの開発元である米国Synopsys社より、製品の最新機能や活用方法などの技術情報を提供する毎年開催のセミナーです。ユーザー様による事例発表もあります。
日程・お申し込み
参加ご希望の日程をクリックしてください。申し込みフォームが表示されます。
日程 |
開催地 |
時間 |
受付状況 |
2018/11/14(水) |
東京 |
10:00〜17:25 (9:30受付開始) |
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※参加お申し込みの受付は終了しました。
開催概要
会場 |
アキバプラザ 5階 アキバホール [地図]
アキバプラザ 5階 アキバホールへは、JR秋葉駅側A・Bまたは、1階ファミリーマート側のE・Fの エレベータをご利用下さい。(C・Dのエレベータでは5階へ上がれません。)
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主催 |
サイバネットシステム株式会社 |
定員 |
120名 |
参加費 |
無料 (web事前登録制) |
対象 |
・CODE Vユーザー様
・光学設計業務に従事している方または今後ご担当予定の方 |
備考 |
Synopsys社による講演は日本語の同時通訳となります。
また、直前にセミナー内容を一部変更させて頂く場合や、講演時間が前後する場合もございますので、予めご了承の程、お願い申し上げます。
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お申し込みに関する注意事項
下記の場合には、セミナーご参加をお断りさせて頂く場合がございます。
該当のお客様には、セミナー開催日の1週間前までに別途メールでご案内をさせて頂きます。
ご理解の程お願い致します。
※定員数に達した場合
※最小催行人数に達しない場合
※ベンダー様、競合企業様
※個人でお申し込みのお客様
アジェンダ
アブストラクト
CODE V 11.2新機能紹介
Synopsys社
CODE V Product Manager
David Hasenauer
最近リリースされたCODE V 11.2の新機能をご紹介します。
CODE V 11.2では以下のような機能が利用可能になりました。
- SpecBuilderのインターフェースが強化されました。
新しい仕様がいくつか追加され、また、仕様のテーブルを簡単にすばやく作成できるようになりました。
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最適化の特定コンストレインツ(制約条件)のユーザーインターフェースが改良され使いやすくなりました。
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正確なエンサークルド/エンスクエアードエネルギー計算ための機能強化が行われました。解析、最適化、公差解析に活用できます。
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機構的な最適化コンストレインツが新しくなり、より現実的な部品直径の計算を行えるようになりました。
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多層膜ファイルの暗号化に対応しました。
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新機能「アパチャーの表示」は、複雑な形状のアパチャー作成に役立ちます。
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Asphere Writerユーティリティにより、非球面形状データを製造装置のためのフォーマットで出力できます。
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その他多数
CODE Vにおける回折面のモデリング
Synopsys社
CODE V Senior Customer Applications Engineer
Matt Novak
CODE Vでは回折特性を、ユーザー定義面を含む任意の形状の基板面に適用することができます。サポートされる回折素子には、線形回折格子、回折位相板(キノフォーム、バイナリオプティクス、「薄い」計算機合成ホログラムなど)および厚い体積ホログラムがあります。
本発表では、回折光学素子を使用したアプリケーションの概要と、回折素子のCODE Vでのモデリング、解析および最適化についてご案内します。
その他のトピックとして、回折効率、複数の回折次数の解析、回折光学のための便利なマクロ群、を取り上げます。
強化版ENVPIKマクロを利用したアサーマル最適化
Synopsys社
CODE V Product Manager
David Hasenauer
ENVPIKマクロツールは、元々SynopsysエンジニアリンググループのJohn Rogers博士により作成されたもので、200℃に渡る温度範囲で性能変化を小さくすることが必要なアサーマルな光学系の最適化を支援します。
このツールは最近アップグレードされ、アパチャーサイズに対するマウント位置拡張度合いの素子ごとの設定、マウント位置のZオフセット、貼り合せ部品の温度スケーリングの改良、鏡筒に対する複数の熱膨張係数(これは熱膨張係数の温度依存性の定義を含みます。)などを扱う機能が追加されました。
この発表では、アップグレードされたENVPIKマクロについて紹介し、設計の実例を説明します。
CODE V Tips & Tricks
〜ユーザー定義公差解析とユーザーインターフェースのカスタマイズ〜
Synopsys社
CODE V Senior Customer Applications Engineer
Matt Novak
この発表では、CODE Vをより効果的に使うための様々なTips & Tricksをご紹介します。
今年は、公差解析とユーザビリティに焦点を当てます。トピックは以下のものを含みます。
- ユーザー定義公差解析を使った複数の性能評価指標の管理
- 公差解析出力のカスタマイズ(MTFの複数回試行や公差敏感度のパレート解析など)
- CODE Vインターフェースのカスタマイズ
- CODE Vウインドウの管理
- その他
CODE VとLightToolsを用いたARデバイスの設計事例
Synopsys社
Global Distribution Sales Manager - LightTools, LucidShape and CODE V
Bruce Irving
ARおよびVRシステムは、設計、解析、パッケージングにおいて特別な課題を提示します。
この事例発表では、自由曲面を使ったARデバイスの設計と解析について説明します。
特に、自由曲面の効率的な最適化のテクニックについて、得られた設計結果の性能の解析とともに示します。次に、完成した設計をLightToolsにインポートし、背景と合成した空間輝度画像を作成してARデバイスのビジュアル表示をシミュレートします。
Optical LearningにおけるCODE Vの活用
リアロップ株式会社
代表取締役
奥村 明弘 様
人の視覚はシンプルな構造なのになぜ歪んで見えないのでしょう。脳が補正しているとも言われています。この脳が行なっている事を信号処理で出来たら、カメラの世界は変わるのではないでしょうか?本講演では、レンズの設計データから光学シミュレーションを行い、その結果を機械学習することにより、レンズのあらゆる歪みを取り除き無収差に復元するOptical Learningを開発、CODE Vの活用例などを報告します。
フレネルレンズやDOEの理論的課題とCODE Vでの評価
東京工芸大学
名誉教授
渋谷 眞人 様
進化を続ける光学系の設計開発は光学設計ソフトの発展に支えられています。
フレネルレンズ・DOEの理論的課題と、そのCODE Vでの評価について紹介します。
高屈折率法では十分な評価にはならず、実形状に変換すれば収差が発生します。
その解決手法としての両面ブレーズ、現実的な片側ブレーズの適用限界について紹介します。さらに、最近気になっているのですが波動光学的点像分布の評価について少し話せればと思います。
CODE Vによる3D深度センシング用レンズ設計
CYBERNET SYSTEMS TAIWAN
Optical Application Engineer
Richard Hu
顔認識のための3D深度センシングは近年注目の話題です。
この講演では、最初に深度センシングのいくつかの手法と回折の基本知識について簡単にご紹介します。
続いて、構造化照明のためのレンズ設計に焦点を当てますが、これには、いくつかの設計上の困難な点や、このレンズに可能な改良についても含みます。最後に、LightToolsおよびRSoftも統合してVCSELアレイや回折格子を扱い、構造化照明全体の解析結果をお見せします。
CODE V将来計画
Synopsys社
CODE V Product Manager
David Hasenauer
CODE Vの将来のリリースのために現在行っている開発についてご紹介します。