ファブリペロー干渉計とは、高い反射率を持つ面状の光学素子を向かい合わせ、多重反射を経て通過する光の干渉を利用して波長や位相差を測定する装置です。
ファブリペロー干渉計の基本原理について下図で説明いたします。向かい合わせる光学素子の反射率が高いと、光はその間を何度も往復します。光学素子間の距離が干渉条件に従った適切な距離であれば、元の光と多重反射した光との間で干渉が発生します。
元の光と2度反射した光の位相が一致する場合は、位相がずれた場合に比べ出力光の強度は強くなります。
一方位相が異なる場合は、強度が打消すようになり減衰します。この位相のずれは光の波長により変わります。
下図のように、位相が一致する波長は他の波長に比べて強度が大きくなります。
光ってなんだろう!?
小学生にもわかる、光についての基礎的な話を紹介します。
いまさらきけない光学計算
光学ソフトウェアを、不安なく使うために必要な「光学」やその「計算過程」などを紹介します。
A君のレンズ設計物語
レンズ設計の初心者 A君がレンズ設計を学んで行く物語を連載しています。
「何故凸レンズと凹レンズが必要なのか?」「設計ツールが無いと単レンズさえ設計できない・・・」などお悩みの方にお勧めです。