「ヘビースモーカーの方へ、禁煙を促すきっかけとするため、このソフトを導入しました」
さくら内科クリニック 副院長 塚本 哲也 先生
使用製品 LungVision Lite
肺計測ソフトウェア「LungVision Lite」を導入頂いたユーザである、さくら内科クリニック 塚本先生にお話を伺いました。
尼崎は、以前の公害や道路の排ガスなどの影響で、肺気腫の患者さんが比較的多い地域です。患者さんの高齢化に伴い、患者数は減ってきてはいますが、喫煙の影響による肺気腫の患者さんの比率が増加傾向にあります。
そのような呼吸器不全を訴える患者さんに対し、定量的に評価して、画像で提示できるソフトが無かったのですが、肺計測ソフトウェア「LungVision Lite」がリリースされ、今回、CT を導入するにあたり、合わせてソフトも導入することにしました。
メリットは、(1)PACS との連携により、CT 撮像後にすぐに患者さんに画像を見せながら、結果説明ができること、(2)患者さんに実際の画像を見ていただくことにより、病状を理解して頂き、早期の治療支援に結びつけること、ですね。
肺気腫と言われて来院した患者さんに対してCT検査をしてみると、LAA(low attenuation area:低吸収領域)もほとんど無く、スパイロメトリーなどから呼吸苦の病因の主体は気管支喘息であることが診断されて、的確な治療が行えた症例もあります。
その他、肺の機能が落ちているヘビースモーカーの方へ病状把握をして頂くことで、禁煙を促すきっかけになっていますね。
画像を見れば一目瞭然なので。
ビジュアルで訴えることにより、非常に説得力があります。
呼吸苦を訴えられる患者さんには、早期から積極的にスパイロメトリーなどのガイドラインに従った検査に加えて、症例に応じて胸部CT を施行しています。胸部CT を受けられた方には肺計測ソフトウェア「LungVision Lite」での解析は全例、無料で行っています。
20件/月ぐらいになりますね。
お忙しい中、インタビューにご協力いただきまして、誠にありがとうございました。