リリース情報EnSight Version 10.0
EnSight Version 10.0のリリース情報(主な新機能や改善点)を説明しています。
リリース概要
EnSight Version 10.0
本バージョンでは操作性を向上するためにユーザーインターフェースの大幅な改良が行われています。
リリース日
2012年6月4日
主な新機能 & 改良点
インターフェースの改良
ユーザーインターフェースの大幅な改良が行われました。
新たにフローティングパネルを採用し、マウスドラッグでパネルを分離したり、画面の左右枠にドッキングさせるなど、利用者の好みに応じたメニュー配置にカスタマイズできるようになりました。また、モデル、注釈、ビューのモード切り替えがシームレスになり、より直感的に操作できるよう改良されています。この他、メニューの多言語化(英語/日本語/中国語)も行われています。

パネルカスタマイズ例

日本語メニュー
プロット機能の強化
複数成分を同一グラフに表示できるなど、機能やパラメータの仕様がより利用しやすいよう改良されています。
- 異なる変数の同一グラフ化(第2座標軸)

複数変数表示例
- X、Y軸のスワップ(1ボタンクリックで切り替え可能)
- グラフ属性のコピー&ペーストと、属性を管理するスタイルマネージャーの搭載
(統一感をもったグラフを簡単に作成可能)

スタイルマネージャー
- 配置や文字サイズ変更時に内部配置の自動調整機能
- クエリデータの外部出力強化
(クリップボード経由で他ソフトに貼り付け可能)

クエリ取得値の外部出力メニュー
ボリュームレンダリング機能の強化
少ないメモリでより速く処理できるよう、非構造格子型のデータを構造格子型に補間変換する機能が追加されました。

STAR-CDによるエンジンの燃焼解析結果のボリューム・レンダリング表示
その他、改良機能

グループ化例
複数階層をもったパートのグループ化
- 同時に扱えるCaseファイル数の拡張
(16個→32個)
- 変数名として利用できる文字数の拡張
(20文字→50文字)
- 多面体要素利用時のメモリ使用量低減
- SCRYU/Tetra、STREAMダイレクトインターフェースの追加
- Ansys、NASTRANリーダーの改良
- 定期的に作業状況を自動保存するチェックポイント機能の追加
など