Windchill M-BOM管理
動画で学ぶ「Windchill」シリーズ

動画で学ぶ「Windchill」シリーズ : Windchill M-BOM管理
M-BOM管理
Windchillの製造BOM(M-BOM)について紹介いたします。
WindchillでのM-BOM管理では、設計BOM(E-BOM)を基に、製造工程用のBOMをシームレスに作成・管理し、必要に応じて部品や資材を追加することができます。
BOMの階層が組み立てや加工といった生産工程に合わせた形になっているものが一般的です。
またその後の工程での、リソースの管理やプロセス計画といった製造工程情報の管理まで行うことができます。
E-BOMとM-BOMでは管理部門や用途の違いから、ほとんどの場合BOMの構造や情報が異なります。
また、個別システムでBOMを分断的に管理しているケースもあり、そのことにより、情報のトレーサビリティが取りづらいなど、さまざまな問題が発生します。
WindchillでE-BOMとM-BOMをシームレスに管理することで、共通している部品やアッセンブリなどはリンク付けされて管理することができ、
もしE-BOMで変更が生じた場合でも、M-BOMにて影響範囲の特定や変更の反映が容易に行えます。

WindchillのM-BOM管理の業務では「BOMトランスフォーマー」という機能を使用します。
E-BOMからコピー&ペーストでM-BOMへの展開ができます。
M-BOMにはE-BOMには無い構成品を登録することもできます。
また、E-BOMとM-BOMはリンクしており、E-BOMが変更されると、
M-BOM側でも変更箇所が速やかに把握でき、変更内容を適用することも可能です。

BOMトランスフォーマーでの変更箇所の確認方法についてご説明します。
M-BOMへ展開された後にE-BOMを更新を行うと、
このようにE-BOMとM-BOMのリンク状況などをアイコンで確認できます。
緑チェックでは、上流下流ともにリンクされた部品が存在し、最新の状態であることが確認でき、
黄色の三角は、対応リンクが存在しない、つまりどちらか一方にのみ、その部品が存在している、
そして時計マークでは、対応リンクは存在するが下流部品で上流のバージョンが存在していないことを表しています。
