2Dで設計、3Dへ展開！Creoで加速する構想設計

2次元CADが構想設計に適したツールで、3次元CADが詳細設計に適している場合、この2つのアプローチ間の移行が最大の課題となります。

PTC Creo Layoutは、高度な2次元環境で、2次元設計者が構想設計を開発するために必要なすべての機能を提供することにより、この問題を解決します。PTC Creoファミリーのほかの製品と同じテクノロジをベースとしているので、このソフトウェアで作成した2次元設計を3次元モデルの土台としてシームレスに再利用できます。したがって、3次元環境でのデータのインポートや再作成は必要ありません。
さらに、2次元設計と3次元設計のアソシエティビティを維持するオプションを使用すると、後から2次元設計に加えられた変更を自動的に3次元モデルに反映することができます。

主な利点

柔軟な図面作成機能を利用した 2 次元構想図の作成と管理

スケッチとジオメトリ操作のための広範なツールを使用して、2 次元構想設計を作成できます。寸法、注記、シンボル、テーブル、図面フォーマットを追加することや、構造、タグ、グループを使用して設計を整理することもできます。
大規模な 2 次元設計内のナビゲーションも、直感的なビジュアリゼーションツールで簡単に行えます。

2D / 3D 設計の再利用による設計時間の短縮

既存の設計データを再利用することで、新しい 2 次元設計にすばやく取りかかることができます。
PTC Creo Parametric™ から 3 次元モデルの断面や、さまざまな標準的な 2 次元フォーマットの既存の 2 次元データをインポートすることができます。
インポートしたラスタ イメージをトレースしてスケッチを生成することもできます。

2 次元設計と 3 次元モデルの統合

PTC Creo Layout は、PTC Creo Parametric と連動するスタンドアロン アプリです。
PTC Creo Layout で作成した 2 次元設計を使用して、PTC Creo Parametric で 3 次元モデルを構築することができます。3D の部品やアセンブリで 2D 設計の一部またはすべてを参照することで、設計サイクルを短縮できます。

機能と仕様

2 次元構想設計のコンカレント作業

• 大きな設計情報を小さなセグメントに分割
• 各セグメントの作業を単独でまたは全体的な設計のコンテキストで行う

2 次元スケッチ

• ミラー、オフセット、トリムなど、スケッチとジオメトリ操作のためツールを完備
• スケッチ ガイドと精度パネルを使用して、ジオメトリを正確に配置
• 下書き図形を使用して 2D の設計意図を取り込み

既存の 2 次元/3 次元データを再利用

• DXF、DWG、DRW、IGES、STEP などのフォーマットをインポート
• PTC Creo Parametric から部品やアセンブリの断面をインポート
• TIFF や JPEG などのラスタ イメージをインポートしトレース
• ライブラリ パレットにデータを格納し、それを再利用

エンティティ プロパティと構造

• 構造ノードとグループを使用して設計を管理
• 選択と編集を容易にするプロパティ タグとカスタム タグを使用して、エンティティを作成および編成
• 3D と共有しているデータを制御するために公開 / 非公開タグを定義

2 次元での詳細化

• 標準またはカスタム図面フォーマットを使用
• 設計に寸法、注記、シンボルによりアノテーションを付加
• 設計に関するテキスト情報をテーブルによって整理
• カスタマイズ可能なシンボル ライブラリを使用してシンボルを作成

PTC Creo Parametric による 3 次元アセンブリモデルとの統合

• 2 次元レイアウトから直接 PTC Creo Parametric のアセンブリ モデルを構築
• 構成部品の配置または視覚的参照のためにアセンブリ済みレイアウトを参照
• レイアウト専用のデータ共有フィーチャーを利用して、レイアウトのデータを 3 次元の部品モデルと共有
• 2D レイアウトに加えた修正を 3D に自動的に反映
• 更新管理機能を利用して、3 次元モデルを更新する前に 2 次元レイアウトの変更をプレビュー

Creo の強み

Creo は製品のイノベーションを促進し、より質の高い製品をスピーディーに作り上げる 3D CAD ソリューションです。
Creo は習得が簡単であり、モデルベースアプローチにより、製品設計の初期段階から製造とその後工程までシームレスに対応できます。Creo では、強力な実証済みの機能が、ジェネレーティブデザイン、リアルタイムシミュレーション、高度な製造、IIoT、拡張現実などの新しいテクノロジーと組み合わされているため、反復処理の迅速な実施、コスト削減、製品品質の改善などが可能になります。また、Creo は SaaS としても利用でき、革新的なクラウドベースのツールが提供されるため、リアルタイムコラボレーションや合理化されたライセンス管理および配布が可能になります。変化が速い製品開発の分野で、競争優位と市場シェアを獲得するために必要な変革ツールを提供できるのは Creo だけです。