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Windchillを活用した部署間連携とは

部署間連携が重要である理由

組織全体でのコラボレーションを実現し、改善していくことはデジタルトランスフォーメーションの推進に欠かせない要素です。
部署間連携の目標は 2 つあります。
1 つ目の目標はエンドユーザーがコンテキストに応じた正しい製品情報に適切なタイミングでアクセスできるようにすることです。
2 つ目の目標は複数のエンジニアリング分野、部門、地域、製造パートナー、サプライチェーンパートナー、規制当局者、顧客を対象に製品を中心としたプロセスへの積極的な参加を促進することです。

部署間連携の利点

Windchill における部署間連携には、Windchill Navigate が利用されています。
Navigate の軽量なアプリケーションによって、製品データと PLM 中心のワークフローに容易にアクセスできるようになることで、コラボレーションが改善され、従業員の生産性が高まります。特にカジュアルユーザー、使用頻度の低いユーザー、非 PLM ユーザーには効果的です。
既製アプリケーションでも迅速なアプリケーション開発ツールでも、他のエンタープライズシステムのデータを含め、すべての関係者が製品データとプロセスを利用できるようになります。
ユーザーにとって重要なデータとワークフロー、そしてユーザーが提供するデータとワークフローに不自由なくアクセスできるようになることで、エンジニアリング部門、調達部門、製造部門などに所属する企業ユーザーが適切な決定を下し、コラボレーションプロセスに積極的に参加できるようになります。

Windchill Navigate が部署間連携を実現する方法

エンドユーザーと IT 管理者の双方を悩ませるエンタープライズデータアクセス問題を軽減するNavigate の軽量なアプリケーションによって、すべての関係者が作業と連携を改善できます。
View と Collaboration というすぐに役立つ 2 種類の既製アプリケーションがあります。
さらに Windchill Navigate にはユーザーが PLM 機能を迅速に補強、拡張できるアプリケーション開発プラットフォームとツールも含まれています。

View アプリケーション

Navigate にはあらかじめ設定済みの一連の View アプリケーションが用意されており、CAD 図面や 3D モデルなどの PLM コンテンツの検索、表示、アクセス、ダウンロードを簡単に行うことができます。
図面、設計ファイル、部品情報、ドキュメントを使用して迅速に決定を下し、不具合を削減できます。View アプリケーションには、デスクトップ、タブレット端末、現場の端末からアクセスできます。
このアプリケーションは役割別にカスタマイズでき、オペレーター、サービス技術者、購買エージェント、生産プランナー、品質検査担当者などに、PLM コンテンツに対する安全な読み取り専用アクセスを提供し、日常的なタスクに役立ててもらうことができます。

Collaborate アプリケーション

Navigate には一連の設定が済んでいる Collaborate アプリケーションが用意されており、通常 PLM を使用しない関係者であっても、視点や専門知識を共有できるようにします。
たとえば、My タスクアプリケーションを使用すると、変更リクエストのレビュータスクのリストを確認できます。
タスクを選択して詳細情報を表示したり、承認、却下、解析、再割り当てといった操作を実行できます。問題報告機能を使用して、特定の CAD ドキュメント、部品、または文書についての問題レポートを作成することができます。
幅広い関係者が簡単に連携できるようにすることで、変更管理の速度と精度が高まり、予測していない結果が生じる頻度とその影響を抑えることができます。
同様に、問題レポート機能を使用すれば、どのユーザーもその所属(リモートの顧客サイト、サプライヤー、現場など)に関係なく問題を報告できます。
より多くのユーザーが問題を特定し報告できるようにすることで、製品およびプロセスの質が向上します。

迅速なアプリケーション開発

Navigate のローコード開発環境には、迅速にアプリケーション開発ができるように再利用可能な UI コンポーネントが用意されています。
特別なプロセスやマッシュアップを想定するメーカーも複雑な課題に容易に対処できます。メーカーは、エンタープライズシステムにカスタマイズを施す必要なく、PLM データやプロセスを拡張、補強し、コンテキストに沿わせることができます。
拡張されたエンタープライズ環境では、サードパーティー製システム(ERP など)に接続する既製コネクタや、レガシーシステムにアクセスするためのフレームワークがサポートされます。既製の Navigate アプリケーションをカスタマイズすることも、自社に合わせた独自アプリケーションを開発することもできます。
再利用が可能な Navigate コンポーネントによって、開発期間を短縮し、アプリケーションを早くエンドユーザーに届けることができます。
このコンポーネントはビジュアリゼーションにロジックと機能を結合することで一貫性のあるルックアンドフィールを実現しており、アップグレードにも対応しています。

コラボレーションセキュリティ管理

製品データが作成または共有される際には常に、セキュリティが非常に重要となります。
Windchill と Navigate はデータが常に適切なユーザーの手に渡るよう設計されています。
Windchill の安全なコラボレーションスペースでは主要ビジネスプロセス(NPI/NPD、変更、品質など)が自動化されているため、全世界(多言語)の複数のプロジェクトでサプライヤが同時並行でやり取りしている成果物を追跡できます。
統合されたシステム全体で認証を設定できます。オブジェクトはアクセス制御され、社内外のユーザーによるデータの表示と編集が認証によって管理されます。
先進的な IP 保護として、セキュリティラベル(ITAR によるクリアランスなど)を使用してオブジェクトをタグ付けし、特定の参加者には一時的な契約を提供して制御を強化します。アクセス制御リストを使用して、オブジェクトタイプ、ライフサイクル状態、参加者、そして参加者に関連付けられている権限をマッピングして、アクセス制御規則を指定できます。さらにセキュリティ監査イベントのトラッキングによって、セキュリティ上の問題となる社外秘情報への未承認アクセス試行が記録されます。

エキスパートによる考察

お客様の視点

お客様事例

部署間連携の実際の流れ

部署間連携のソリューション:考慮すべき点

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