バージョン 7.2のリリース情報を掲載しています。
本バージョンでは、各種機能の強化をしました。
2007年10月
これまで半透明の設定は、オブジェクト、面に対して透過度を設定していました。
バージョン 7.2では、加えて、ノードデータにα値を設定することで、半透明表示を行う機能がサポートされました。
データの大きさに応じて、透過度を変えた表示を行うことができます。
図の例では、コンター図の値が高い場所は不透明に、値が低い場所を透明にしています。
以前のバージョンでも、各ノードデータのidに"radius"(GD_RADIUS_DATA_ID)を設定すると、球の半径として扱うことができました。
この設定を行い、ソフトウェアレンダリングに設定すると、ポリゴン分割を行わないソフトウェア球を作成できます。
本バージョンではこの球を簡単に作成するモジュールset_radiusがサポートされました。
Viz5Dフォーマットのデータを読み込みモジュールがサポートされました。
MM5で計算された気象データなど、Viz5D形式に変換することで、読み込み、可視化することができます。
ユーザーインターフェースがWindows XP/Vistaのテーマに変更されました。
左がこれまでのユーザーインターフェースで、右がバージョン 7.2です。
Windows版で、表示画面をクリップボードにコピーできます。
メニューの他、アプリケーション開発者の方はViewのあるオブジェクトにトリガーを与えることでコピーすることができます。
メモリ制限で可視化できないような大規模データを処理の繰り返しによって可視化するモジュールをサポートします。
大規模データをいくつかの領域に分割し、領域毎に可視化します。
全領域毎の可視化結果を合成し、最終画像を作成します。
上図のアニメーションでは、4分割されたデータを順番に読み込み、等値面を作成しています。
1回の処理では、1/4領域の可視化を行っています。
最終的に合成された全体領域の画像を作成します。
時系列データのアニメーションにあわせて、時系列データをグラフ化します。
上図の例は、河川の流れ解析の例で、各時刻の流量データをグラフ化し、可視化結果とあわせて表示しています。
データ提供:琉球大学工学部環境建設工学科 赤松様
(クリックしますとアニメーションが再生されます。)
流体解析などの差分法計算でよく用いられているFORTRAN Unformatted形式で出力されたデータを直接読み込むモジュールです。
以下に示すような、格子数、XYZ座標値、時間情報、データ値の出力に対応しています。