Ansys 12.1リリース情報
2009年12月、Ansys 12.1(英語版)がリリースされました。自動化やカスタマイズに威力を発揮するジャーナル機能/スクリプト機能やAnsys IcepakのAnsys Workbench環境への統合などの機能強化が実現しています。
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- No.4322 : Ansys Release12.1 対応日本語化キット[12.1]
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Ansys 12.1 主なバージョンアップ点
※ 説明文章にある各画像をクリックすると拡大表示します。
自動化やバッチ処理に有効な、ジャーナル機能とスクリプト機能
Ansys Workbenchのプロジェクトページ上で行なった操作を記録し、ジャーナルファイル(履歴ファイル)として保存する機能が搭載されました。ジャーナルファイルを実行するだけで、同じ操作を自動的に行なったり、バッチ処理を行なうことができます。
また、スクリプト機能を使うことで、ジャーナルファイルを修正したり、新しい操作を追加するなどの編集も自由に行なえます。
カスタマイズに威力を発揮する、外部ツールのアドイン機能
Ansys Workbenchに、外部ツールを簡単にアドイン(組み込み)できる機能が搭載されました。これによりツールの起動はもちろん、専用のツールバーも作成できます。
またWorkbenchとパラメータを共有することで、解析はもちろんCADインターフェースやメッシュ作成、最適化、データ管理などの様々なWorkbenchの機能と、外部ツールを連携させることができます。
Ansys IcepakがAnsys Workbenchに統合
電子機器専用熱流体解析ツールIcepakがWorkbench環境で利用可能になりました(※)。
これにより、DesignModelerによるCADインターフェースや形状修正機能、CFD-Postによるポスト処理、DesignXplorerによる最適化など、Workbenchが持つ様々な機能が活用可能です。
また、Workbench Mechanical(旧Workbench Simulation)の熱応力解析と組み合わせた、流体構造連成解析がより簡単に実施できます。
※別途Icepakのライセンスが必要です。
メッシュ評価機能の操作性が向上
Ansys Workbench Mechanical(旧 Workbench Simulation)上で、メッシュ評価ツール(FE Modeler)が利用可能になりました。
操作中にわざわざ評価ツールを起動することなく、作成したメッシュの品質をチェックできます。
HFSS、Maxwell、Q3Dデータの利用が可能に
HFSS、Maxwell、Q3D上でエクスポートした熱データを、荷重として取り込むことが可能になりました。