Multiscale.Sim 6.0リリース情報
2015年6月、Multiscale.Sim 6.0がリリースされました。
今回のバージョンアップの主な項目は、Ansys16.0への対応、Ansys Worbench環境への局所化解析機能実装、新しいミクロモデル作成テンプレートの追加、Design Modeler Extensionによるミクロモデル作成テンプレートの実装です。
【バージョン統合版】
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Multiscale.Sim 6.0の主なバージョンアップ点
Ansys16.0対応
Multiscale.SimのGUIをAnsysの最新バージョンである16.0にも対応いたしました。 Design ModelerやSpaceClaimの最新のモデリング機能や、Ansysの最新ソルバーを用いたマルチスケール解析が実行可能になりました。
Ansys Worbench環境への局所化解析機能実装
これまでMechanical APDL環境のみに対応していた局所化解析機能がWorkbench環境にも実装されました。これによりミクロ⇒マクロ⇒ミクロの一連のマルチスケール解析が実施可能になりました。(ただし、現在はWorkbench環境は線形マクロ解析に対する局所化解析のみ対応)
新しいミクロモデル作成テンプレートの追加
ミクロモデル作成テンプレートを4つ追加いたしました。
- 綾織モデル ⇒ Mechanical APDL環境のみ
- 短繊維分散モデル ⇒ Design Modeler環境のみ
- ブレード基材モデル(0/90度配向) ⇒ Mechanical APDL環境のみ
- ブレード基材モデル(-45/+45度配向) ⇒ Mechanical APDL環境のみ
Design Modeler Extensionによるミクロモデル作成テンプレート
ミクロモデル作成テンプレートがAnsys16.0の最新カスタマイズ機能であるACT(Ansys Cusomization Toolkit)を用いてDesign Modelerに実装されました。 これによGUIの操作性がより良くなり、かつモデル形状をパラメータ化して解析を実施することも可能になりました。