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リリース情報

Multiscale.Sim 2021R1リリース情報

2021年11月、Multiscale.Sim 2021R1がリリースされました。


Ansys 2021R1対応

Multiscale.SimがAnsys Workbench 2021R1に対応いたしました。

ミクロモデル作成テンプレート

球と粒子の混在モデル

DesignModelerアドインに球と粒子が混在したミクロモデルを自動的に作成するためのテンプレートが実装されました。

図1. DesignModelerに実装された球と粒子の混在モデル
図1. DesignModelerに実装された球と粒子の混在モデル

SpaceClaimへのマイグレーション

DesignModelerのテンプレートであるブレード材0/90°配向、±45°配向およびランダム配置の一方向強化のモデルがSpaceClaim環境でも使用できるようになりました。

図2. 新しくマイグレーションされたSpaceClaimのミクロモデル
図2. 新しくマイグレーションされたSpaceClaimのミクロモデル

非線形均質化解析

クリープカーブフィット

クリープ材料のカーブフィットの際、マスターカーブとして時間硬化則だけでなく、ひずみ硬化則、指数関数則およびNorton則が利用できるようになりました。また、温度依存性の項も同定できるようになりました。

Granta MIインターフェス

粒子分散モデルの対応

Granta MI用のデータ出力機能に粒子分散モデルが対応いたしました。

LS-DYNAによる数値材料試験

対称メッシュによる数値材料試験の正式機能格上げ

対称メッシュモデルを使ったLS-DYNAによる数値材料試験解析が、β機能から正式機能に格上げされました。

図3. LS-DYNAを用いた陽解法数値材料試験の実施例
図3. LS-DYNAを用いた陽解法数値材料試験の実施例

LS-DYNAによる非対称メッシュの数値材料試験(β機能)

LS-DYNAによる数値材料試験解析に、非対称メッシュモデルの用ソルバーが実装されました。ただし、β機能として提供されます。

仕様改善

非線形均質化解析

弾塑性カーブフィット

弾塑性カーブフィットにてユーザーが指定していた調整パラメータが必要なくなりました。これにより特別なノウハウの必要なく、安定したカーブフィット結果が取得できるようになります。さらに、カーブフィット結果が、従来のHill空間による応力-ひずみ特性の比較ではなく、一般的なMises空間による応力-ひずみ特性で比較できるようになりました。

図4. 弾塑性均質化解析の結果描画例
図4. 弾塑性均質化解析の結果描画例

粘弾性カーブフィット

従来のカーブフィット機能では、一部のMaxwell要素を構成する剛性マトリクスに負の値が含まれることがありました。今回のバージョンからは、応力緩和の生じる剛性成分に関しては正値をとるように修正されました。

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