製品
Ansysのカスタマイズ機能
Ansysは解析の操作環境毎に様々なカスタマイズ機能を備えており、ユーザー自身の解析業務に特化した専用機能を追加・実装することが可能です。
Ansysのカスタマイズ機能
Ansys Workbenchのカスタマイズ
Ansys Workbenchのプロジェクト画面上の操作は、ジャーナル機能でPythonスクリプトとして記録・再生することができます。これにより定型的な作業を容易に自動化することが可能です。さらに記録したスクリプトを目的に応じ編集し再利用すれば、より複雑な処理を自動化することができます。
ACT(Application Customization Toolkit)
Ansys Workbenchの機能拡張を行うための開発ツールキット、および実行環境です。独自の境界条件・結果処理・ウィザード画面の作成、APDLコマンドを要する設定のGUI化、任意のグラフィック描画、頻繁に利用する形状のテンプレート化、サードパーティー製ソルバーの組み込みなど、多様なカスタマイズが行えます。
作成されたカスタマイズプログラムは“Extension(拡張)”と呼ばれるバイナリ形式(*.wbex)で配布でき、利用者はアドインインストールの要領で必要なものを個別に、安全にAnsys Workbenchに追加可能です。
R17.1でカスタマイズ可能なアプリケーション
Workbench、Mechanical、DesignModeler、DesignXplorer、SpaceClaim、Electronics Desktop、Fluent(ベータ)、AIM
このACTを用いて作成した様々な追加機能はこちら
UPFs (User Programmable Features)
プログラミング言語のFortranを使って独自のサブルーチンを組み込むことにより、Ansysのソルバーをカスタマイズできる機能です。
APDL (Ansys Parametric Design Language)
Ansysの独自言語であるAPDLを用いて、様々なカスタマイズが可能です。
Ansysのカスタマイズ機能 活用例
- コマンドオブジェクトを要していた設定をGUIで行えるようにする
- Excel等で二次処理を要していた結果を直接表示できるようにする
- 教育・誤操作防止・効率向上等の目的でウィザード画面を作成する
- 任意のグラフィック・レポート等を表示・出力する
- 煩雑な設定を要する解析を自動化する
- Ansys Workbenchを、Ansys以外のソルバーのプリ・ポストとして利用する