2016 過去のリリース情報

過去のバージョンのリリース情報を紹介しています。

SpaceClaim 2016

2015年12月、SpaceClaim 2016がリリースされました。今回のバージョンアップではパフォーマンスが飛躍的に改善されており、起動時間が60%削減され、大規模モデルの読込み/保存が10〜50倍速くなりました。また、様々なモデリング機能の強化やインターフェースの改善に加え、新機能として、メッシュデータにフィットしたサーフェスを容易に作成する「スキンサーフェス」が標準機能に、汚いメッシュデータから3Dプリンティング可能なメッシュデータを作成する「シュリンクラップ」がオプション製品「STL編集モジュール」に追加されています。これらの新機能により、リバースエンジニアリングや3Dプリンタ用データ作成もさらに迅速化します。

なお同年同月にSpaceClaim 2016 SP1がリリースされました。これは2016 SP0の不具合を修正する緊急リリースのため、2016 SP0と2016 SP1の機能に差はありません。

主な機能強化

リバースエンジニアリング

  • [挿入]タブに[スキンサーフェス]ツールが追加されました。境界を指定してメッシュデータにフィットしたサーフェスを作成することができます。
  • [画像をベクトル化]ツールのオプションが強化され、2種類のトレース方法を選択や、しきい値に使用するRGBカラーから赤、緑、青のフィルタリングができるようになりました。
領域の境界を設定し、ファセットにフィットしたサーフェスを作成
領域の境界を設定し、ファセットにフィットしたサーフェスを作成
2つのループで設定した領域に対するサーフェス作成
2つのループで設定した領域に対するサーフェス作成
[画像をベクトル化]ツールのオプション(左:2015 SP1、右:2016 SP1)
[画像をベクトル化]ツールのオプション(左:2015 SP1、右:2016 SP1)

モデリング

  • 測定結果からフラググループを作成し、その測定値が変更されないようにロックできるようになりました。
  • [選択]ツールでカーブ(ライン)の端点を選択してドラッグすることで、端点を移動できるようになりました。
  • [面分割]ツールが[分割]ツールに名称変更され、エッジの分割に対応しました。
  • チェーン選択したフィレット面に沿って[分割]ツールで面分割できるようになりました。
  • “ボリュームでクリップ”機能のコンテキストメニューに「ジオメトリの抽出」が追加されました。クリップした箇所だけの形状を作成できます。
測定結果に表示された旗のアイコンをクリックしてフラググループを作成
測定結果に表示された旗のアイコンをクリックしてフラググループを作成
ドラッグによるカーブ編集
ドラッグによるカーブ編集
エッジの分割
エッジの分割
チェーン選択したフィレット面の分割
チェーン選択したフィレット面の分割
“ボリュームでクリップ”機能によるジオメトリの抽出
“ボリュームでクリップ”機能によるジオメトリの抽出

解析準備

  • [インプリント]ツールが強化されました。
    • しきい値を設定でき、隙間がある場合でもインプリントが可能になりました。
    • インプリントの対象を面、エッジ、ビーム/カーブから選択できます。
    • 200倍に高速化され、検索制限は従来の250から1000に緩和されました。
  • ビーム要素に関連する機能が大幅に強化されました。
    • 複雑なパスのソリッドからビームを抽出できます。
    • 一度に複数のビームの端点を一点に集約することができます。
    • 同じプロファイルのビームをパワーセレクトで一括選択できます。
    • プロファイルの標準ライブラリが追加されました。
  • [溶接]ツールが追加されました。異なるボディのエッジと面をつなぐサーフェスを作成できます。
ビームの抽出
ビームの抽出
[溶接]ツールによる異なるボディのエッジと面をつなぐサーフェス作成
[溶接]ツールによる異なるボディのエッジと面をつなぐサーフェス作成

インターフェース

  • ビューオリエンテーション(オリエンテーションギズモ)を用いてデザインの表示を5°毎またはスムーズに回転できるようになりました。
  • ストラクチャーツリーにて、複数のオブジェクトを選択して一括で名前変更できるようになりした。変更した名前には通し番号が付与されます。
  • デザインウィンドウのスクロールバーが初期状態では非表示になりました。オプションパネルの「一般」にある設定項目でスクロールバーを表示することができます。
オブジェクト名の一括変更
オブジェクト名の一括変更

STL編集モジュール(オプション製品)

  • [シュリンクラップ]ツールが追加されました。ファセットの欠落や部品間の隙間、詳細すぎる形状があるメッシュデータを選択するだけで、細かい形状が除去された中身の詰まった単一のメッシュデータを作成できます。
  • [穴]ツールのオプションに「一緒」「別々」を選択する項目が追加されました。
  • [自動修正]ツールがエッジの過剰な接続の修正に対応しました。
[シュリンクラップ]ツールによる単一メッシュデータの作成
[シュリンクラップ]ツールによる単一メッシュデータの作成
[穴]ツールによる修正(修正後 左:「一緒」を有効、右:「別々」を有効)
[穴]ツールによる修正(修正後 左:「一緒」を有効、右:「別々」を有効)

その他

  • SolidWorks 2015、Solid Edge ST8、NX 10、Inventor 2016のファイル読み込みに対応しました。(これらのファイル読み込みには対応するオプションが必要です。)
  • 色付きのVRML及びPLYファイルの読み込みに対応しました。
  • ECADのファイル、Cadence SPB、ODB++、EDB、IPC2581、GDSII に対応しました。(Cadence SPBファイルの読み込みには、同じPCにCadence SPBがインストールされている必要があります。)
  • KeyShotとの連携が強化され、LiveLinkingに対応しました。KeyShotとの連携中にSpaceClaimに戻って形状を変更し、その変更をKeyShotに反映できるようになりました。
  • ANSYS 16.2、ANSYS 17.0との連携に対応しました。(ANSYS 17.0は近日リリース予定です。)
  • ジオメトリの自動生成やクリーンナップに使用可能なIronPythonベースのスクリプトに対応しました。(本機能はベータ版です。)
  • SpaceClaimオプションにて、「カスタマイズ → パネル」からパネルの表示・非表示を切り替えられるようになりました。
  • Direct X11、OpenGLをサポートしました。SpaceClaimオプションの「詳細」にてレンダラ―を変更できます。

動画による新機能紹介

新バージョンの実際の動作を、動画でご覧いただけます。

過去バージョンのリリース情報

 


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