2015 過去のリリース情報
過去のバージョンのリリース情報を紹介しています。
SpaceClaim 2015 SP1
2015年4月(日本時間)、SpaceClaim 2015 SP1がリリースされました。
主な機能強化
モデリング・図面
- [コーナーフィレット]ツールの使用中に、Ctrlキーで頂点を複数選択することができるようになりました。この機能強化により、スケッチの作成において、複数のコーナーに対し1度でラウンドを作成できます。
- 3D上で作成したカーブテーブルに於いて、カーブにマウスカーソルを合わせると対応する行がハイライトするようになりました。

複数のコーナーに対するラウンド作成

カーブテーブルでの行のハイライト
挿入
- [リバースエンジニアリング]グループに[イメージをベクトル化]ツールが追加されました。画像ファイルを挿入し、色が付いた領域の周りにカーブを作成します。ただし、2015 SP1では本機能はベータバージョンであり、今後のリリースで機能改善が行われます。
- [ターンプロフィール]ツールが、中が空洞であるボディや、非軸対称フィーチャー、凸形状、凹形状があるボディに対しても機能するようになりました。
- [ターンプロフィール]ツールにTool Offsetオプションがなくなりました。円筒面にマウスカーソルを合わせて表示されるテキストボックスにオフセットする値を入力します。
- [ターンプロフィール]ツールにInclude protrusionsオプションが追加されました。このオプションを有効にすると、回転操作後に機械加工が必要な凸部を探し、凸部を生成するために材料を残すプロフィールを生成します。

画像ファイルからカーブを作成

ターンプロフィールの生成
左:Include protrusionsオプション無効
右:Include protrusionsオプション有効
LiveReview
- 新しいメッセージやスナップショットがホストから届いた際に、チャットボタンが点滅します。
- Points of Interestツールがホスト側とクライアント側の双方に追加されました。モデルにテキストバルーン(日本語不可)の追加を可能にします。
ファセット(オプション製品「STL編集モジュール」が必要)
- [ファセット]タブにある[シェル]ツールのオプションパネルに、インフィルという項目が追加されました。これにより、STLモデルに内部構造(インフィル)を追加できるようになりました。
- [自動修正]ツールが強化され、非多様体形状も自動修正の対象になりました。

六角形インフィルの追加
その他
- スプラッシュスクリーンが新しくなりました。
- ロシア語、オランダ語、ハンガリー語に対応しました。その結果、対応する言語は15ヶ国語(英語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、スペイン語、チェコ語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、オランダ語、ハンガリー語)となります。
- CATIA V5出力オプションにて、ハイブリッドデザインとしてエクスポートするかどうかを切り替えられるようになりました。デフォルトの設定では、ハイブリッドデザインとしてエクスポートしません。
過去バージョンのリリース情報
