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株式会社ナルミヤ・インターナショナルさま 621店舗にあるPCのIT資産管理とソフトウェアライセンス管理をクラウドサービスで実現

インベントリ情報だけではライセンス管理ができない。
対策に「SMART@SAM」を導入

同社では、IT資産管理ツールの入れ替えをきっかけに、ソフトウェアライセンス管理を見直すことにした。

「以前はパッケージ購入することが多かったので、パッケージに同梱された紙の証明書を保管しておくことでライセンス管理を行っていました。しかし最近はボリュームライセンスで購入することが増え、ライセンス形態が複雑で把握しきれていないこともあり、IT資産管理ツールで収集したインベントリ情報(ソフトウェアの製品名やバージョンなど)とライセンス情報の紐づけ作業がきちんとできていない状況が続いていました。」と松原氏は語る。

4〜5年前にあるソフトウェアメーカーからソフトウェア資産管理の実情を確認する、いわゆる「ライセンス監査」を受けたことがある同社。ライセンス監査では、PCにインストールされているソフトウェアが、どのライセンス契約で購入したものかを証明する必要がある。同社は当時、パッケージ購入していることが多かったため、関係者が手分けして保管していたパッケージに同梱されている紙の証明書とインストールされているソフトウェア情報を突合することで監査に必要な情報を揃えることができた。しかし、ボリュームライセンス購入が増える現在、従来の手法に限界を感じていたという。そんな時、ウチダスペクトラムからクラウド型ソフトウェア資産管理サービス『SMART@SAM』を紹介された。

『SMART@SAM』は、ソフトウェアのライフサイクルプロセス(購入・導入・異動・破棄・棚卸)全体を支援する管理機能をクラウドで提供するサービス。ソフトウェアライセンス管理に欠かせないソフトウェア辞書(ソフトウェア名称の名寄せや管理属性の分類、メーカー名の名寄せなど)やライセンス製品マスタ情報をクラウド上で提供しているので、ソフトウェアの名寄せや約款を担当者が調べる作業負荷を大幅に低減できる。また、ソフトウェアライセンス管理状況を可視化することで、ソフトウェアメーカーなどへの説明責任を確保することはもちろん、余剰ライセンスを全社規模で可視化できるため、ライセンス購入コストの最適化を図ることができる。


クラウド型ソフトウェア資産管理サービス「SMART@SAM」がサポートする範囲

「ソフトウェアライセンス管理をきちんとした体制で取り組みたいと考えていたので、『SMART@SAM』の導入を決めました。現時点では、PC&モバイル管理サービスで収集したソフトウェアのインベントリ情報を渡してベースライン(初回棚卸情報)を作成しているところです。ソフトウェアライセンス管理に熟知している担当者が支援してくれるのは非常にありがたいですね。」と同社 情報システム部 田代氏は状況を説明する。


SMART@SAMシステム概念図

今後の展望

『PC&モバイル管理サービス』と『SMART@SAM』というクラウドサービスの導入により、IT資産管理とソフトウェアライセンス管理を実現しようとしている同社。「今後は、『PC&モバイル管理サービス』のオプション機能である「ユーザー操作ログ取得」を、個人情報を取り扱う従業員のPCに導入したいと考えています。」と松原氏は締めくくった。
※SMART@SAMは登録商標です。

(取材日:2015年10月)