RSoft Component Suite 2014.09 リリース

リリース時期:2014年9月

デバイス・ツール(Photonic Component Design Suite)共通

  • 全ての32ビット版のOS、Windows XP、Vista、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 4は、サポートが停止されます。
  • ライセンスを再構成する新しいユーティリティが提供されます。
    新しいライセンス・キー・ファイルをインストールしてSCLを再起動します。Windowsの[スタート]メニューから開くことができますが、管理者権限が必要になります。
  • Linux版のインストーラが更新されます。

RSoft CAD

  • CADウィンドウにツリー制御が追加されます。
     ツリーには、設計内の全ての要素(構造、circuit reference、monitor、pathway、入射光、user profileやuser taper、layer table、material、embedded circuit)がリスト表示されます。全ての要素は、これまでの方法に加えて、このツリーから選択したり編集したりできます。
  • ユーザーのライセンス・キー・ファイルが失効する前に警告が表示されます。
  • 階層構造機能が拡張されました。
     親設計ファイルに、子設計ファイルを含めたり保存したりできます。親設計ファイル内に含まれる子設計ファイルは、CADに追加されたツリー制御を用いて確認できます。
  • Dynamic Arrayウィザードが追加されます。
     Dynamic Arrayの作成が簡素化され、共通に使用される単位要素のライブラリが含まれます。この単位要素は、親設計ファイルに自動的に含まれます。
  • 場面に応じて使用方法の説明文が表示されます。
     新規ユーザーにはソフトウェアの使用方法を学習する手助けになり、先進のユーザーには新機能の紹介を行います。
  • 屈折率のデータをテキスト・ファイルからMaterial Editorに自動的に読み込む機能が追加されます。
     NKデータを読み込む機能を用いれば、FullWAVEのpulseやimpulse入射を除く全てのツールで使える非分散タイプの材料が作成できます。さらに、Fit NK Dataオプション機能を用いれば、読み込んだNKデータをローレンツ係数に適合させて、FullWAVEのpulseやimpulse入射にも使える分散タイプの材料が作成できます。
  • キーボードとマウスを用いたパン/ズーム機能が追加されます。
  • WinPLOTに、頻繁に行われる操作のためのアイコン群が追加されます。
     プロットの種類、カラー・スケール、自動データ・スケーリング、アスペクト比、座標系、座標軸スケールの種類、複素数データの表示、マーカー/線分の種類、が変更できませす。
  • BandSOLVEおよびGratingMODの解析領域が、実線ではなく点線で表示されます。  屈折率分布を確認する際の領域とは異なる解析領域を用いる解析ツールでは、解析領域ではないことが分かるように、CADでの表示がこのように変更されます。

FullWAVE

  • FullWAVEの解析オプションの簡素化と拡張化が行われます。  組み込まれている専門知識により、ユーザーの設計過程がスムースに行えます。以下の項目が改善されたり追加されたりします。
    • Stop Criteria
        解析を、指定した時刻、結果が収束した(条件を設定可能)時点、あるいはそれらの組み合わせで停止できます。
    • Automatic Stop Time/Limit
        Stop Criteriaと組み合わせることで、結果が収束するまで解析を延長できます。
    • Monitor Time Preset
        Monitor値を保存する間隔を、速度または表示のどちらかに簡単に最適化できます。
    • Display Time (これまでの名称はUpdate Time)
        フィールド表示をダイナミックに更新する間隔を、速度または表示のどちらかに簡単に最適化できます。
    • Auto Display Grid Factor (これまでの同等機能はMPI Display Grid Factor)
        解析グリッドに比べてフィールド表示の分解能を減らすことで、不必要なプロセス間通信を削減します。
    • Auto Clustering
        FullWAVEクラスタの機能を、利用可能/不可に変更します。この機能に関連して、クラスタ数や解析領域全体を表示する/しないという設定も、PCの性能や解析モデルのサイズに応じて自動的に制御されます。
    • Settings Optimizer   これらの現状の設定が最適であるか判定します。この機能は、これまでの版で作成された設計に対して自動的に実行されます。
  • Frequency Optionsダイアログが追加されます。
     波長/周波数に関連する設定が1つの使い易いダイアログにまとめられます。値が0のMonitor値を追加する機能、DFTのデフォルトの周波数範囲も、このダイアログに含まれます。さらに、CWやPulseの立上り/立下り時間を制御する機能も、このダイアログに場所が移動します。
  • 解析が不安定になる条件を検出して警告を表示します。
     例えば、材料分散を含む材料が使われているのに、[Dispersion/Nonlinearity]がオンに選ばれていない、といった場合が該当します。
  • Plane Wave(新しい入射光の種類)が追加されます。
  • BSDF (Bi-Directional Scattering Distribution Function) ファイルの計算が改良されます。
     両側用(前方散乱と後方散乱)のBSDFファイルが計算できます。
  • RSoft BSDF UDOP(RSoft BSDFファイルをLightToolsで表面属性として直接利用可能)が追加されます。
     偏波の影響、正確な回折角度のデータ、完全なAOI角度の範囲(0〜360度)が含められます。オプションにより、前方または後方のみの光線データを出力できます。
  • 遠視野像の出力が、不等分グリッドの近視野像に対しても可能になります。
     近視野像は、等分グリッド(粗いグリッドと細かいグリッドの平均)に変換された後、遠視野像が計算されます。
  • Radial FDTDに対して、エネルギー密度と吸収のMonitorが可能になります。
  • FullWAVE monitorのメモリ使用効率が改善されます。
  • インストール時に含まれている例題(example、tutorial)が新機能を用いるように更新されます。

BeamPROP

  • インストール時に含まれている例題(example、tutorial)が新機能を用いるように更新されます。
  • Plane Wave(新しい入射光の種類)が追加されます。
  • Monitorの計算が改良されます。
     これに伴って、計算結果が変化することがありますが、新しい結果がより正確であると考えられます。

DiffractMOD

  • 透過・反射方向に対して構造が繰り返されている場合に、メモリ使用量が改善されます。
  • 回折角度プロットに表示される角度データの精度が改善されます。
  • 多層に分割する際の論理が改善されます。
  • Monitorの結果が改善されます。
     解析領域の外側にmonitorが伸びている場合、monitorが反射パワーを測定している場合に改善されます。
  • RSoft BSDF UDOP(RSoft BSDFファイルをLightToolsで表面属性として直接利用可能)が追加されます。
     偏波の影響、正確な回折角度のデータ、完全なAOI角度の範囲(0〜360度)が含められます。オプションにより、前方または後方のみの光線データを出力できます。
  • インストール時に含まれている例題(example、tutorial)が新機能を用いるように更新されます。

BandSOLVE

  • FDTD法を用いるBandSOLVEの計算では、FullWAVEと同様のクラスタ化の制御が行われます。
  • BandSOLVEの解析領域が、実線ではなく点線で表示されます。
     屈折率分布を確認する際の領域とは異なる解析領域を用いる解析ツールでは、解析領域ではないことが分かるように、CADでの表示がこのように変更されます。

ModePROP

  • Plane Wave(新しい入射光の種類)が追加されます。
  • 透過・反射方向に対して構造が繰り返されている場合に、メモリ使用量が改善されます。

GratingMOD

  • GratingMODの解析領域が、実線ではなく点線で表示されます。
     屈折率分布を確認する際の領域とは異なる解析領域を用いる解析ツールでは、解析領域ではないことが分かるように、CADでの表示がこのように変更されます。

Multi-Physics Utility

  • EA (Electro-Absorption) 変調器を解析するための機能が含まれます。

MOST

  • Cluster Settingsダイアログにあった# Processes設定が削除されます。
     これからは、MOSTのダイアログで直接設定できます。
  • MOSTからDataBROWSERを起動する際の設定が変更されます。
     実行した解析ツールに固有のファイルの種類を選んだ状態ではなくて、正規表現でファイル名を指定する状態で起動されます。

LaserMOD

  • EA (Electro-Absorption) 変調器を解析するための機能が含まれます。

RSoft System Suite 2014.09
リリース情報

リリース時期:2014年9月

OptSim Circuit

このリリースでは、新製品OptSim Circuitが導入されます。主な機能は以下の通りです。

  • 次世代の単段および多段の光集積回路(PIC)の設計自動化
  • 光および電気信号の双方向伝搬のモデル化
  • ネットワークおよびPICの要素からのマルチパス干渉(MPI)のモデル化
  • 導波路、カプラやコネクタ、リング共振器、リング変調器、位相変調器、移相器、マルチポート光デバイス、広帯域光源、サグニャック効果、などのブロックを含む双方向PIC要素のライブラリ
  • PICの性能がOptSimを用いたシステム全体に与える影響を評価し最適化するための統合化プラットフォームを提供
  • 設計の準備、データの可視化、プロット出力やプロジェクトのリソース管理、などの提供

コヒーレント光ファイバ・システムのためのデジタル信号処理(DSP)アルゴリズム

このリリースでは、コヒーレントPM-QPSK送受信器のデジタル信号処理(DSP)アルゴリズムをMATLABで実行し、シンボル図のプロットやビット・エラー率(BER)の測定を行います。

業界の動向に追従する新しいアプリケーション・ノート

OptSim、OptSim Circuit、ModeSYSには、業界の先進の技術や有望な動向を最新の状態に保つために、アプリケーション・ノート(ツールと共に提供される設計例とそれに対する解説)が含まれています。

A. OptSim 2014.09に含まれる新しいアプリケーション・ノート

1. In-band OSNR measurement in ROADM-based networks
2. 400G coherent fiber optic transmission system with 2-channel PM-16QAM modulation
3. Nyquist-WDM PM-16QAM transmission system
4. 32-GBaud per channel coherent WDM systems: Comparison between PM-QPSK and PM-16QAM
5. OSNR penalty due to I-Q skew in 28-GBaud PM-QPSK systems
6. Coherent PM-QPSK transceiver with MATLAB DSP algorithms
7. Polarization-multiplexed OFDM (PM-OFDM) transmission system
8. Broadband design of fiber-optic parametric amplifier (FOPA)
9. FBG-based temperature sensor
10. Implementing an optical XOR gate using SOA
11. GratingMOD co-simulation of FBG for channel drop in OADM applications
12. FullWAVE (cw FDTD) co-simulation of grating coupler
13. BeamPROP co-simulation of spot-size converter

B. OptSim Circuit 2014.09に含まれる新しいアプリケーション・ノート

14. Ring resonator PIC: Single- and multi-stage
15. Comparison between ring resonator PIC and its analytical model
16. Notch filter PIC using cascaded gratings
17. Ring modulator PIC design
18. Comparison between ring modulator PIC and its analytical model
19. Mach-Zehnder Modulator (MZM) PIC design
20. Modeling Multipath Interference (MPI)
21. Round trip delay in an optical loop
22. Fiber-optic gyroscope simulation using new bidirectional Sagnac effect block
23. Coherent PM-QPSK transceiver with MATLAB DSP algorithms

C. ModeSYS 2014.09に含まれる新しいアプリケーション・ノート

24. Multi-channel PAM-4 data link using multimode fiber and directly modulated VCSEL at 25 GBaud
25. CODE V co-simulation of catadioptric lens assembly for fiber-to-photodetector coupling
26. CODE V co-simulation of transmitter-MMF lens assembly

過去のリリース情報一覧

RSoft Component & System Suite 2017.09リリース
RSoft Component & System Suite 2017.03リリース
RSoft Component Suite 2016.12リリース
RSoft Component Suite 2016.09リリース
RSoft System Suite 2016.06リリース
RSoft Component Suite 2016.03リリース
RSoft Component Suite 2015.06-2 & System Suite 2015.12リリース
RSoft Component Suite 2015.06-1 リリース
RSoft Component Suite 2015.06 リリース
RSoft Component Suite 2014.09-1リリース(2015年4月)
RSoft Component Suite 2014.09リリース(2014年9月)
RSoft Component Suite 2013.12-1〜2リリース(2014年3月)
RSoft Component Suite 2013.12リリース(2014年1月)
RSoft Component Suite 9.0 サービスパック15〜16リリース(2013年9月)
RSoft Component Suite 9.0 サービスパック14 リリース(2013年6月)
Passive Component Design Suite Version 9.0の販売を開始(2012年4月18日)
Passive Component Design Suite Version 8.3の販売を開始(2011年9月7日)
LED Utilityの販売を開始(2011年9月7日)
OptSim 5.2の販売を開始(2010年12月20日)
DiffractMOD 3.2の販売を開始(2010年9月13日)
OptSim 5.1の販売を開始(2009年8月6日)
Passive Component Design Suite Version 8.1の販売を開始(2008年8月18日)
ModePROPの販売を開始(2008年1月15日)
OptSim 4.7の販売を開始(2007年7月25日)
RSoft Passive Component Design Suite 8.0の販売を開始(2007年5月14日)
RSoft Passive Component Design Suite 7.0の販売を開始(2006年8月8日)
OptSim 4.6の販売を開始(2006年7月7日)
LaserMOD 2.2の販売を開始(2006年1月17日)
FemSIMの販売を開始(2005年10月24日)
MOSTの販売を開始(2005年4月11日)
DiffractMODの販売を開始(2004年6月15日)
OptSim 4.0の販売を開始(2004年5月13日)
ModeSYSの販売を開始 (旧名称:Multimode Simulation Platform)(2003年7月7日)
LaserMODの販売を開始(2003年4月14日)
GratingMODの販売を開始(2003年3月17日)
BandSOLVEの販売を開始(2002年12月11日)