RSoft Component Suite 9.0 サービスパック15〜16リリース

2013年9月

CAD Layout

  • 屈折率分布を生成する処理手順の効率が改善されました。
    構造内に解析領域の完全に外側にある要素が含まれている場合には、それらの要素は解析用の屈折率分布の生成時には除外されます。この改善は全ての製品に影響があり、そのような場合の屈折率分布の生成速度が改善されます。
  • Linuxでの解析時間の推定がWindowsの場合と同等になりました。
    Linuxでのマルチ・スレッドを利用した解析の場合には、生成された全てのスレッドの累計のCPU時間を記録・表示していたために、正確ではありませんでした。Windowsの場合と同じように、経過時間で記録・表示されるようになります。
  • Multi-Physics Utilityダイアログで電極の制御パラメータへのアクセスが可能になりました。
    この機能の恩恵を受けるには、1個の変数(つまり数字や演算式でないもの)を電極で定義する必要があります。この機能は、電気光学効果における電圧、熱光学効果における温度、応力光学効果における温度変化、キャリア効果における最大電圧、という全ての物理的な効果に対して動作します。
  • Carrier Optionsダイアログでバイアス条件が拡張されました。
    Multi-Physics UtilityのCarrier Optionsダイアログで、Vmin(最小電圧)、Vmax(最大電圧)、# Voltage Steps(電圧のステップ数)、という設定が公開されました。
  • CODE Vとのファイル変換を行うソフトウェア(Raytracing File Converter)が拡張されました。
    RSoft形式からCODE V形式へ、またはその逆の変換を行う際に、'入力として使用したり'、'出力として生成されたりする' 電界分布が最大で3種類(つまり、Ex、Ey、Ez)に拡張されます。
  • 理想的なレンズを通過した後のフィールドを計算する機能がユーティリティ(bdutil)に追加されました。
    入力フィールドはレンズの1焦点距離だけ手前に置かれているものと仮定され、出力フィールドはレンズを通過した後の焦点位置で計算されます。
    使用方法は以下の通り:
    bdutil -flens# 入力ファイル名 出力ファイル名
    ここで、#はミクロン単位で表したレンズの焦点距離です。

BeamPROP

  • モード計算(Iterative Method)の境界条件がFTBCの場合には、STBCに強制的に変更されるようになりました。
    モード計算を行う際に、解析手法がIterativeで、且つ境界条件がFull Transparent Boundary Condition (FTBC) の場合には、境界条件が強制的にSimple Transparent Boundary Condition (STBC) に変更されます。この変更に伴って、以前のバージョンとは動作が異なり結果が少し変化することがありますが、新バージョンでの結果の方が一般的により正しいです。問題や不明な点がありましたら、技術サポートまでお問い合わせください。
  • あるパスウェイ内で同じZ座標の位置に2個以上の構造要素が存在すると警告が表示されるようになりました。
    このような場合には最初の1個の構造要素だけが考慮されるために、構造要素が選択された順序に依存してモニターの結果が変化してしまい、誤った結果が得られることがあります。これに対して警告が表示されるようになり、計算上の扱い方は同じですが、ユーザ自身が問題を回避できるようになります。

FullWAVE

  • Spatial(指定時刻の空間分布)モニターやSingle-value(時間変化する値)Power/Densityモニターの性能が改善されました。
    これらのモニターが解析領域の大部分を覆っている場合には、大幅に速度が改善されます。
    ※このようなモニターの計算を各々の時間ステップで行わせると、 膨大な時間がかかりますので、Monitor Time(モニターに関する計算を行わせる時間の間隔)を適切に設定して、性能低下を回避してください。
  • FullWAVE 9.0-15で持ち込まれた問題を9.0-16で解消しました。
    この問題は、FullWAVEでNonuniform Gridを用いた解析を行う際にのみ影響を及ぼします。9.0-15では屈折率分布を生成する処理手順が改善されましたが、この機能に関連して構造の要素が場合によっては解析に含まれなくなることが分かり、この問題を解消しました。バージョン9.0-15を使用中の全てのFullWAVEユーザーの方は、9.0-16にアップデートしてください。

DiffractMOD

  • Densityモニターを含む解析を行う際の性能が改善されました。

ModePROP

  • Densityモニターを含む解析を行う際の性能が改善されました。

今回のマイナー・バージョンアップでは、以下の製品について新機能の追加や大幅な機能の改善はありません。

  • BandSOLVE
  • GratingMOD
  • FemSIM
  • MOST
  • LaserMOD

過去のリリース情報一覧

RSoft Component & System Suite 2017.09リリース
RSoft Component & System Suite 2017.03リリース
RSoft Component Suite 2016.12リリース
RSoft Component Suite 2016.09リリース
RSoft System Suite 2016.06リリース
RSoft Component Suite 2016.03リリース
RSoft Component Suite 2015.06-2 & System Suite 2015.12リリース
RSoft Component Suite 2015.06-1 リリース
RSoft Component Suite 2015.06 リリース
RSoft Component Suite 2014.09-1リリース(2015年4月)
RSoft Component Suite 2014.09リリース(2014年9月)
RSoft Component Suite 2013.12-1〜2リリース(2014年3月)
RSoft Component Suite 2013.12リリース(2014年1月)
RSoft Component Suite 9.0 サービスパック15〜16リリース(2013年9月)
RSoft Component Suite 9.0 サービスパック14 リリース(2013年6月)
Passive Component Design Suite Version 9.0の販売を開始(2012年4月18日)
Passive Component Design Suite Version 8.3の販売を開始(2011年9月7日)
LED Utilityの販売を開始(2011年9月7日)
OptSim 5.2の販売を開始(2010年12月20日)
DiffractMOD 3.2の販売を開始(2010年9月13日)
OptSim 5.1の販売を開始(2009年8月6日)
Passive Component Design Suite Version 8.1の販売を開始(2008年8月18日)
ModePROPの販売を開始(2008年1月15日)
OptSim 4.7の販売を開始(2007年7月25日)
RSoft Passive Component Design Suite 8.0の販売を開始(2007年5月14日)
RSoft Passive Component Design Suite 7.0の販売を開始(2006年8月8日)
OptSim 4.6の販売を開始(2006年7月7日)
LaserMOD 2.2の販売を開始(2006年1月17日)
FemSIMの販売を開始(2005年10月24日)
MOSTの販売を開始(2005年4月11日)
DiffractMODの販売を開始(2004年6月15日)
OptSim 4.0の販売を開始(2004年5月13日)
ModeSYSの販売を開始 (旧名称:Multimode Simulation Platform)(2003年7月7日)
LaserMODの販売を開始(2003年4月14日)
GratingMODの販売を開始(2003年3月17日)
BandSOLVEの販売を開始(2002年12月11日)