最適設計のためのソリューションセミナー 2011
- 未開の“知”を見つけに行こう -

開催報告

日本のモノづくりに貢献するため、Optimusの開発を日本から推進

例年好評を博している「最適設計のためのソリューションセミナー」も、今年で9回目を迎えることができました。今回のサブタイトル −未開の“知”を見つけに行こう− には、「皆様が新たな知見を得る手段として、Optimusとサイバネットをご活用いただきたい」という、当社の強い思いが込められています。セミナー当日は、甲南大学中山先生の基調講演をはじめ、サンワテック様・太陽誘電様・ミツバ様から最新の最適設計事例の発表が行われました。また、パートナー企業である茨城日立情報サービス様より、連携事例をご紹介いただきました。

開催概要

日時 2011年12月9日(金) 10:00〜17:00(9:30開場)
※昼食をご用意いたします。
会場 富士ソフト アキバプラザ6F セミナールーム1 [ MAP ]
主催 サイバネットシステム株式会社
対象 最適化を業務で取り組んでいる、もしくはこれから取り組まれる方。
CAEを用いた設計プロセスの効率化を図りたい方。
※最適化の知識が無い方でもご参加いただけます。
※ハードウェア/ソフトウェアベンダー様は、参加をお断りする場合がございます。予めご了承ください。
参加費 無料

セミナー資料ダウンロードお申し込み

※ ご講演資料は、抜粋版の場合もございます。また、ご講演者の意向により、一部の講演資料はご提供することができませんので予め御了承ください。

タイムテーブル

9:30-10:00 受 付
10:00-10:10

開会の挨拶

10:10-10:40

Noesis Solutions社からのご挨拶

10:40-11:10

ユーザー講演

逆解析による材料データの導出

サンワテック株式会社 品質保証部 技術課
松原 智彦 様

11:10-11:40

講演:サイバネットからの事例紹介

11:40-12:40

昼食 ※昼食をご用意しております

12:40-14:10

基調講演

計算知能を用いた逐次近似多目的最適化

甲南大学 知能情報学部知能情報学科 教授
中山 弘隆 様

14:10-14:20

休憩

14:20-14:50

ユーザー講演

金型設計における品質工学とCAE自動化の解析事例

株式会社ミツバ 工機部 金型開発課
三田 智彦 様

14:50-15:10

休憩

15:10-15:40

パートナー企業講演

OptimusとADSTEFANの連携事例紹介 〜残留空気量を低減する射出速度の最適化〜

茨城日立情報サービス株式会社 デジタルソリューション部
瀬ヶ沼 茂行 様/塙 俊之 様

15:40-16:10

ユーザー講演

Optimusを用いた高周波デバイスの開発

太陽誘電株式会社 開発研究所 先端デバイスグループ
富田 親弘 様

16:10-16:40

講演:サイバネットからの事例紹介

16:40-17:00

閉会の挨拶

※講演内容は、予告なく変更される場合があります。予めご了承下さい。

講演概要

Noesis Solutions社からのご挨拶Future trends of Optimus technology: Industrial case in German car manufactures and French Aerospace industries.

Mr. Naji El Masri, Product Line Manager, Noesis Solutions

Current trends in automotive and aviation industries dictate continuously increasing demands with regards to the delivery of more complex products in ever shorter development cycle. The application of optimization techniques and simulation-driven design during the development of new products has become a standard practice. Optimizing the design performances and reducing the overall operating costs in terms of manufacturing, emission and the associated environmental impact relies on an efficient capturing of the simulation process and the appropriate optimization strategies/algorithms. In view of the shortcomings of traditional Process Integration and Design optimization methods, the present paper introduces the future Optimus trends to enable efficient interaction among all involved simulation fields and new generation of optimization techniques. In the light of the current German automotive and French Aerospace industry practices, the presenter will introduce future trends to increase the effectiveness in design decision making and numerical optimization.

ユーザー講演逆解析による材料データの導出

サンワテック株式会社 品質保証部 技術課
松原 智彦 様

CAE解析の材料データは、解析結果に大きく影響するため、適切なものを使用することが重要である。磁場解析で用いる材料データ(BH特性)を、実測した磁束量を目標にOptimusを用いた逆解析によって導出する方法を紹介する。

講演:サイバネットからの事例紹介Optimusと熱流体解析システムSCRYU/Tetraによる小型軸流ファンの最適設計

サイバネット 半澤 昭光

小型軸流ファンにおいて翼形状はファン性能を左右する大きな要因です。最適設計を行うには、性能に対して寄与の大きい形状パラメータや最適な組み合わせを把握する必要がありますが、これらの情報を得るために人の手で繰り返し形状変更、解析実行、性能確認を行うことは非効率的です。本講演ではCATIA V5の形状変更、SCRYU/Tetraの解析をOptimusのダイレクトインタフェースにより自動化し、最適設計を行った事例をご紹介致します。

基調講演 計算知能を用いた逐次近似多目的最適化

甲南大学 知能情報学部知能情報学科 教授
中山 弘隆 様

実問題ではいくつかの視点から評価を行い意思決定する多目的最適化問題として定式化されることが多い。また、工学設計のように関数の評価のためには実実験やシミュレーションによってはじめて関数の値が分かり、しかもこのような実験やシミュレーションは通常、多大のコストがかかるため、なるべく少ない関数評価回数で解を決定したいことが多くある。本講ではなるべく少ない実験やシミュレーションによって近似モデル(メタモデル)を作りながら、多目的最適化を行う逐次近似多目的最適化について計算知能(特に機械学習)を用いた方法とその応用を紹介する。

ユーザー講演 金型設計における品質工学とCAE自動化の解析事例

株式会社ミツバ 工機部 金型開発課
三田 智彦 様

プレス・鍛造・鋳造などの金型設計においてCAE解析による事前検証が実業務に普及しており、品質工学によるロバスト性を考慮した最適化手法もCAE解析に利用され始めた。このような中でOptimusは一般的な最適化手法と共に品質工学機能も充実しているため、本報告では金型設計に関するCAE解析を題材に、品質工学とCAE自動化を用いた解析事例について紹介する。

パートナー企業講演 OptimusとADSTEFANの連携事例紹介 〜残留空気量を低減する射出速度の最適化〜

茨城日立情報サービス株式会社 デジタルソリューション部
瀬ヶ沼 茂行 様/塙 俊之 様

鋳造工程において発生する鋳造欠陥(エアートラップや引け巣)の主な要因として空気の巻き込みがあり、この空気の巻き込みを抑制または低減する事が必要とされている。この度、Optimusと鋳造シミュレーションシステムADSTEFANを容易に連携できる、UCI(User Customizable Interface)およびUCA(User Customizable Action)を活用したダイレクトインターフェイスを開発し、射出速度を制御して製品部から空気溜まり、空気巻き込みなどの残留空気量を低減する最適化計算を行ったので、この内容について発表する。

ユーザー講演 Optimusを用いた高周波デバイスの開発

太陽誘電株式会社 開発研究所 先端デバイスグループ
富田 親弘 様

高周波デバイス開発では,試作回数の低減のために、電磁界解析シミュレータを用いて設計するが、デバイスの各パラメータの最適化には、多くの時間と手間がかかる。 我々は、Optimusと電磁界解析シミュレータを連携させることにより、短時間で最適解を得たので、この内容を発表する。

講演:サイバネットからの事例紹介 公差設計最適化 品質向上とコスト低減の両立

サイバネット 山口 崇

要求品質を満たす公差値は、公差解析によって得ることが出来ます。しかし、コストと公差値の関係は必ずしも一定ではなく、コスト面から見ると最適な公差値ではない場合があります。また、設計者のセンスで品質とコストのバランスが設定されていることも少なくありません。 本講演では、公差解析とコスト計算を連携させ、「より安いコストで要求品質を満たす公差設計が出来るか」この課題に対するソリューションをご紹介致します。

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※ ご講演資料は、抜粋版の場合もございます。また、ご講演者の意向により、一部の講演資料はご提供することができませんので予め御了承ください。


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