リリース情報

リリース概要

Optimus Revision 10.6

本バージョンでは、ユーザーの利便性を向上するためのダイレクトインタフェースを3種追加し、既存のダイレクトインタフェースもより操作性の良いダイレクトインタフェースへと改良しました。
また、実験計画法や応答曲面法には新たな手法を追加して、効率や精度の向上を図っています。設計空間の分析のためのデータマイニング機能もさらに充実し、様々な視点から有用な情報を得ることが可能です。
これらにより各種操作性が向上し、開発期間の短縮および高品質な製品設計が可能となり、「誰もが簡単に使える最適設計支援ツール」を実現しました。

リリース日

2012年5月

主な新機能と特徴

分析手法の追加

実験計画法、応答曲面法が追加されました。

  • 実験計画法
    Minimax/Maximin
    設計空間内を均一にサンプリングできる手法です。
  • 応答曲面モデル
    Divis ClearVu Analytics
    手法の異なる複数の応答曲面モデルを一度に作成し、最適なモデルのみを提示します。ニューラルネットワークモデルやサポートベクターマシンなど様々なモデルを作成することができます。

ダイレクトインタフェースの新規搭載

ダイレクトインタフェースとは、Optimusと組み合わせて利用する各種ツール(CAD・CAE)を自動実行する設定を不要にする機能です。各種ツールのファイルを選択すると、Optimusが設計変数と出力値の候補を自動で抽出します。

Rev 10.6には、以下の3製品のダイレクトインタフェースを新たに追加し、各ツール間の操作性を大きく向上しています。

  • Maple/MapleSim
  • ProEngineer/Creo Parametric
  • Ricardo WAVE(UCA/UCIを用いた新しいインタフェース)

ダイレクトインタフェースによるOptimusの設定手順

データマイニング機能の追加と強化

Optimusの特徴の一つであるデータマイニング機能をさらに強化しました。

  • 自己組織化マップ
    データの類似度により多次元のデータを2次元のマップへ写像します。
    これにより複雑な変数間の関係を把握することができます。
  • SOBOL指数
    応答に対する設計変数のグローバルな感度を把握することができます。
    (補間モデルでも感度を計算できます)
  • マルチ3Dプロット
    1画面に異なる複数の3次元プロットを、共通の変数、スケールで表示し、比較検討することができます。

自己組織化マップの画面
自己組織化マップの画面

マルチ3Dプロットの画面
マルチ3Dプロットの画面

ワークフロー機能の強化

Optimusと各種ツールの自動化を設定するワークフロー機能を強化しました。ループ/条件分岐など複雑な実行条件を含むワークフローもGUI上で簡単に設定できるようになり、複雑/多様化するシミュレーションを用いた設計にも柔軟に対応することが可能になりました。

ループ処理
ループ処理

条件分岐
条件分岐

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