本バージョンでは、ユーザーの利便性を向上するためのダイレクトインタフェースを3種追加しました。また、最適化手法を強化し、従来よりも少ない計算回数で高精度の最適解を算出することが可能となりました。これらにより各種操作性が向上し、開発期間の短縮および高品質な製品設計が可能となり、「誰もが簡単に使える最適設計支援ツール」を実現しました。
2011年2月
少ない計算回数で高精度の最適解を算出することができるOptimusの最適化手法を追加・強化しました。
ダイレクトインタフェースとは、Optimusと組み合わせて利用する各種ツール(CAD・CAE)を自動実行する設定を不要にする機能です。各種ツールのファイルを選択すると、Optimusが設計変数と出力値の候補を自動で抽出します。
Rev 10には、以下の3製品のダイレクトインタフェースを新たに追加し、各ツール間の操作性を大きく向上しています。
Optimusの特徴の一つであるデータマイニング機能をさらに強化しました。
設計変数と出力値の計算値を直感的に把握することができる「平行座標プロット」を新規搭載しました。平行座標プロットは、パラメータの制約を満たすことができる計算値を直感的に絞り込むことが可能です。また、既存のデータマイニング機能についても操作性をさらに改良し、よりユーザーフレンドリーな環境を実現しています。
Optimusと各種ツールの自動化を設定するワークフロー機能を強化しました。複雑な実行条件を含むワークフローもGUI上で簡単に設定できるようになり、複雑/多様化するシミュレーションを用いた設計にも柔軟に対応することが可能になりました。