Optical Solution Conference 2010生体と光

昨今テレビや携帯電話、カメラなど3D技術の製品化が進む中、多岐にわたる関連技術の規格化・標準化が進められています。3D技術は今までにない視覚を与え、その仕組み・効果には誰もが興味を持つところです。また、光技術の医療分野への応用はますます高度化しており、人に負担を与えない診療も大きな期待をされています。
そこで、本カンファレンスでは「生体と光」に焦点をあて、様々な先端技術や動向を紹介しました。

開催概要

開催日 2011年10月14日(金)
会場 アキバプラザ 6F セミナールーム1 (JR秋葉原駅中央改札口より徒歩2分)
主催 サイバネットシステム株式会社
定員 100名
お申し込み Web事前登録制
参加費 無料(ランチ付き)

プログラム

時間 講演内容
09:30〜09:50 受付
09:50〜10:00 開催の挨拶
サイバネットシステム株式会社
10:00〜11:00 人は目に届く光をなぜ読み誤るのか −錯覚から学ぶ脳の働き−
明治大学 先端数理科学研究科
特任教授 杉原 厚吉 氏
11:00〜12:00 光による生体透視イメージング −試みから応用まで−
北海道大学 大学院情報科学研究科 生命人間情報科学専攻
教授 清水 孝一 氏
12:00〜13:00 昼食・休憩
13:00〜13:40 光を用いた細胞計数技術について
シスメックス株式会社 技術開発本部要素技術開発第一部
主任技師 田端 誠一郎 氏
13:40〜14:40 シミュレーション技術を融合した生体光イメージングと皮膚科学への応用
室蘭工業大学 大学院 工学研究科 もの創造系領域
教授 サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー長(兼任) 相津 佳永 氏
14:40〜15:00 コーヒーブレイク
15:00〜16:00 疲れのない裸眼立体表示をめざして:超多眼表示とホログラフィー
東京農工大学 工学部 電気電子工学科
准教授 高木 康博 氏
16:00〜17:00 3Dディスプレイの本質と未来
株式会社 日立製作所 横浜研究所
主任研究員 小池 崇文 氏

講演内容

人は目に届く光をなぜ読み誤るのか −錯覚から学ぶ脳の働き−

明治大学 先端数理科学研究科
特任教授 杉原 厚吉 氏

絵を理解するコンピュータを作る研究の中で発見した「不可能立体」と「不可能モーション」という新しい立体錯視を紹介し、絵や写真から奥行きを読み取る人の脳の働きについて考える。絵や写真には奥行きの情報が欠けているのに、そこから立体を読み取ることのできる人の視覚は、偉大であると同時に危ういものでもある。この危うさとどのように付き合っていくべきかを一緒に考えたい。

光による生体透視イメージング −試みから応用まで−

北海道大学 大学院情報科学研究科 生命人間情報科学専攻
教授 清水 孝一 氏

一般に、光は生体を透過しないと考えられている。しかし、近赤外光の一部は、生体透過性が比較的高い。ただ生体組織による散乱も強く、数mm厚みを越える体内構造の透視はきわめて難しい。これに対し、体内光伝搬における散乱効果を抑制することができれば、透視実現の可能性が生まれる。本講演では、厚さ数cm程度の動物や人体を対象に、光による生体透視イメージングにつき、その原理、手法、応用例などを紹介する。

光を用いた細胞計数技術について

シスメックス株式会社 技術開発本部要素技術開発第一部
主任技師 田端 誠一郎 氏

血液中の赤血球や白血球の計数方法としては一般に、フローサイトメトリーと呼ばれる光検出技術が用いられている。本講演では、その計測原理について説明するとともに、当社における自動血球計数装置の細胞計数技術の特徴について紹介する。

シミュレーション技術を融合した生体光イメージングと皮膚科学への応用

大阪大学 大学院生命機能研究科
教授 木下 修一 氏

生体の光計測は、分子レベルから個体まで広範なレンジで種々のセンシング技術が研究されている。本講演では、特に組織レベルのイメージングを目的として、解析的手法が困難な生体に対し、計算機シミュレーションを積極的に活用した計測アルゴリズムに基づく光イメージング技術を紹介する。また、その皮膚科学分野への応用例を紹介するとともに、今後の展望についても述べる。

疲れのない裸眼立体表示をめざして:超多眼表示とホログラフィー

東京農工大学 工学部 電気電子工学科
准教授 高木 康博 氏

最近、テレビ、ゲーム、携帯電話などで、映像の立体化が進んでいる。 しかし、調節・輻輳矛盾による視覚疲労の問題があるため、これらの利用には制限がある。この問題を解決できる将来の裸眼立体表示技術として、超多眼表示とホログラフィー表示の研究が進められている。本発表では、これらの立体表示技術の課題と最近の研究状況について説明する。

3Dディスプレイの本質と未来

株式会社 日立製作所 横浜研究所
主任研究員 小池 崇文 氏

昨年は3D元年とも言われ、少しずつであるが3Dディスプレイの普及が始まっている。では、将来の3Dディスプレイはどうなるのであろうか?3Dディスプレイの本質は決して飛び出した映像だけではない。本講演では、3Dディスプレイの170年以上の歴史を振り返りつつ、3Dディスプレイの技術的本質、現在の技術動向、そして将来の可能性の3点について紹介する。

 


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