
「東芝」ブランドは、私たちの身の回りの多くの場面で活用されています。
昨今話題の3Dディスプレイ分野においても、裸眼タイプの大型3Dディスプレイの発表を行うなど、常に業界の先端を走り、多岐にわたるニーズを満たす新たな提案をされていることは周知の事実です。
この度、「視野角測定システム IS-VA」をご導入いただきました、マルチメディアラボラトリー様にインタビューへのご協力をいただける事になりました。
同研究所では、昨年度「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2011」大賞を受賞された福島 理恵子様も在籍されており、女性の研究員の方々も大変ご活躍されているそうです。
今回は同研究所の柏木 正子様にお話を伺いました。(以下、敬省略)

| 柏木: | マルチメディアラボラトリーでは、主に画像処理、画像認識、ユーザーインターフェース、符号化技術などに取り組んでいます。その中で3Dディスプレイの表示デバイスに特化したハードウェアの研究をするチームなどがあります。 |
| 柏木: |
私は3Dディスプレイについて主に研究しています。モニター上のレンズなどの設計業務からハードの特性評価などの光学分野を担当しています。 3Dディスプレイは要素技術の集合体ですから、次世代の技術は何か、技術動向について常にアンテナを張りつつ、他社と差別化が図れるものは何かについて、他の担当者と共に協力し研究しています。 |
| 柏木: |
研究員ですからね。 新しい技術を生み出し、それを製品化するために事業部へ引継ぎができる形まで仕上げることも我々の役割です。関係者に向けた社内発表会というのがあってそこで我々が開発した技術を紹介しているんですよ。 |
| 柏木: | 設計段階でのシミュレーションをしっかり行い、事前に多くの情報を収集していますね。シミュレーションでしっかり対策したからといって、実機での測定をおろそかにしているわけではありません。実機測定でも測定条件を変えたりしつつ、様々な条件を用意した上で実施しています。実機性能を確実に設計にフィードバックするようにしています。 |
| 柏木: |
ゴニオメーターで測定をしていました。 今まで角度特性を測定するのに膨大な時間がかかっていて、ディスプレイの仕様や測定角度ピッチにもよりますが、1回の測定で2〜3時間かかる時もありました。 測定したいサンプルが多い時に、この状況では業務に支障が出て困るということで得たいデータを高速に取得出来る測定器を探すことになったのです。 |
| 柏木: |
検討中に御社へ伺ってデモを拝見させていただきましたが、ゴニオメーターに比べて短い時間で測定出来たところです。2時間くらいのデモで、条件を変えて色々測定できましたよね。まさにニーズにマッチしていました。あと、ずいぶんと使いやすそうだなと思いました。解析ソフトウェアも扱いやすいし、測定に至るまでの手順がシンプルですよね。 シンプルですが測定結果は問題なく、デモの時に測定したデータを他の測定方式による結果と比較しても確からしいと思えたので導入を決めました。 |
| 柏木: |
色々操作して改めて思いましたが、GUIが豊富で使いやすいです!納品していただいた時に御社の技術スタッフの方に操作トレーニングを実施いただきましたが、トレーニング参加者以外にも測定を必要とする人が何人かいます。その人達が初めて測定器を使用する際にレクチャーをするんですが、レクチャーしやすくて助かっています。測定器の中には操作方法をマスターするのに時間や労力を取られるものもあって、結果的に測定者が限定されてしまう場合もありますが、IS-VAは熟練度問わず少し操作しただけで誰でも大体のことが出来るようになりますね。 あと、導入前まで利用していた測定器と比べ、短い時間で欲しいデータを測定できるようになりました。輝度や色度断面を確認する機会が多いのですが、手軽に確認できるようになりましたね。IS-VAの利用により、シミュレーションとの照合や問題有無の把握などの解決手法の検討を、以前よりも短いスパンで進める事が出来るようになったのは大きいです。 ただし、導入後に気づいた事ですが、IS-VAでも明るさの違いによっては、多少時間を必要とするものもありますね。それでも、ゴニオでの測定に比べると早く測定できますが。 |
| 柏木: |
角度分解能についても、導入した標準版だと0.5°が最小ですが、もう少し細かく確認していきたいですね。 上位版のIS-VAだと、そのあたりがもう少し細かいみたいなのでいいですよね。 注)IS-VAは受光部のカメラ(ProMetric)を2種類用意しております。 |
| 柏木: |
導入時のトレーニングで操作方法を教えていただきましたが、今後は測定器の設計や原理についても教えていただきたいですね。 というのも、我々は今後も様々な新しい技術を生み出していくわけですが、各々異なった特性を持つものを開発していきます。そういったものを測定する際に、原理だとか、根本的な情報を持っていれば測定結果を出した際にデータに対する考察がしやすくなります。 |

