光学用語集回折格子(Diffraction grating)

平面や凹面などの基盤上に周期的にスリットや凹凸形状を付けた素子のことを言います。スリットや凹凸形状で発生する回折光は、ある角度では各周期ごとに強め合いが起こります。この角度は光の波長と回折格子の構造や周期などにより決まります。この特性を利用して、光を波長ごとに分別したり分光器などに使用したりされます。また、このような性質は、レンズ面に同様の形状をほどこすことにより色収差補正などの機能性を付与した回折レンズなどにも利用されています。

CODE VLightToolsでは面の特性として回折格子の性質を定義することができます。

RSoftでは電磁界解析によって、微細な回折構造での光の回折現象そのもののシミュレーションを行なうことができます。

回折とは簡単に以下のような図で説明できます。レンズの絞りや、機構部分によって入射してきた光束が制約された場合、その端の部分で光波の回り込みが発生します。この回り込みの現象が回折です。光束全体はこの回り込んだ微少な光の影響を受け、光束の強度にムラ(同心円上に光の強弱)が発生します。
この回折の影響は光の波長によっても異なるため、回折格子では光の波長分類が可能になるわけです。

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