学生に対する3次元画像処理実習の必要性と効果 鹿児島医療技術専門学校

「既存のPCでも処理速度に対し負担を感じず3次元画像を作成できています。また、オープンキャンパス等に来校される高校生・保護者の方にも視覚的にインパクトがあり、診療放射線技師の仕事、および3次元画像を身近に感じていただく効果は大きいと感じています。」

鹿児島医療技術専門学校 副校長 本田氏、専任教員 信太氏

使用製品 INTAGE Realia Professional

鹿児島医療技術専門学校では、学生に対する3次元画像処理実習にINTAGE Realia Professionalを活用しています。本田様、信太様にお話をお伺いしました。

目次

導入のきっかけ

MDCTの登場により、広範囲をアイソトロピックボクセルで撮像することが可能となった。これにより3次元画像の情報伝達能力は飛躍的に向上した。 また、PCの進歩も著しくCPUの高速化、メモリ、ハードディスクの大容量化に伴い、個人が所有するPCでも3次元画像処理が可能となってきたことから、

  • いつでも、どこでも、誰でも3次元画像処理
  • 術前の解剖学的位置の把握
  • 患者様に対してのインフォームドコンセント

などに使用されるようになり、3次元画像を目にする機会が増えてきた。
診療放射線技師として撮像した画像を熟知することは当然の責務であり、撮像した画像3次元画像を作成するうえで必要な知識・技術を身につけることは重要である。

3次元画像処理ソフトINTAGE Realia Professionalは通常のPCで動作し、ワークステーションで起動する3次元画像処理ソフトと同等の機能を持っている。
アカデミック価格も存在し、教育現場のニーズに即したものであり、コンピュータ室・画像処理実習室のPCと画像サーバの更新を行った際に導入した。

3次元画像処理を教育する環境(運用・実習の様子)

3次元画像処理を「医用画像情報処理実習」の一部で行っている。
用意されたデータ、もしくはファントムを撮影したデータを使用し、学生自ら不透明度等を設定。観察対象が変化していく様子、血管を観察する際に邪魔になる骨などの除去を実習で行っている。
リモートで教壇からすべての端末(約20台)を見ることができ、進行状況などの把握が可能となっている。


運用・実習の様子

2〜4人程度でグループを作り、部位の抽出作業などを行う。 2年生の必須授業となっており、その後希望すれば3〜4年生で本格的な実習や卒業研究のテーマにする、とのこと。

課題

  • 実習は40名程度で一度に実施することもあり、画像検索・表示が遅くなるなどの障害が生じることがあるため、インフラ面の整備が必要。
  • 人体の構造、3次元画像処理の方法、CTの撮影条件など様々な知識が必要となる。
    学生の学習到達度などには差があるため、複数の教員で学習到達度に合った指導が必要と考える。
  • 学生の感想からも、3Dの画像を初めて目で見た際の驚きは相当なものだが、思っていたよりも操作が難しい、解剖の知識が必要、との感想も。

限られた時間の中ですべてを行うのは難しいが、これらの課題を一つ一つ解決していくことで、よりよい実習にしていければ、とのこと。

導入後の感想など

― 導入後、1年間が経過しました。反響、費用対効果はいかがでしょうか?

既存のPCでも処理速度に対し負担を感じず3次元画像を作成できています。
複数台導入していることによって、実習前などに、自由に自己学習できるよう開放する予定です。
また、オープンキャンパス等に来校される高校生・保護者の方にも視覚的にインパクトがあり、診療放射線技師の仕事、および3次元画像を身近に感じていただく効果は大きいと感じています。

― 運用等で新たな課題などがあれば教えてください。

画像データを扱う上でネットワークのトラフィックが気になるところです。サーバに画像データを多めに保存すると、一覧を表示するまでに若干の 時間がかかっている状況であり、ネットワークの改善が必要かと思っております。

― 今後の取り組み及び、製品要望はございますか?

臨床で求められる3次元画像処理ソフトと診療放射線技師養成校が求める3次元処理ソフトには若干の違いがあると思います。臨床用のものにプラスαとして、学習用3次元画像のデータ、MPR、MIPの原理やVRの原理など、処理手順を追っていくとわかる教材アプリがあればいいなと思っております。

 

お忙しい中、インタビューにご協力いただきまして、誠にありがとうございました。

 

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