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Maplesoftテクノロジーで開発されたハイスピードロボットDeltaBot

Dr. Amir Khajepourはこのロボットの開発を始める前、産業界でどれほどこのロボットの需要があるか気づいていませんでした。もともとの開発は、Waterloo大学で行なわれているMapleを開発の鍵として利用した、ハイスピードロボットの先端研究の一部として行なわれたものです。DeltaBotは革新的なケーブル駆動、デルタスタイル仕様をもち、その完成後、Dr. Khajepour は産業界より驚くべき数の要望を受けました。これらの希望・要望に応えるため、Dr. Khajepourは、産業界の様々なアプリケーションに対応した高速のケーブルロボットの開発と販売に特化した企業AEMK Systems (www.AEMKSystems.com)を立ち上げました。

AEMK DeltaBotロボットは動作中の慣性や機構系部品のコストを減らすため、 剛体のアームの代わりにケーブルを利用しています。DeltaBot は非常にシンプルなデザインに加え、高い拡張性をもつため、既存のオートメーション環境にも簡単に導入・統合することが可能です。DeltaBotは、1分間に120回の速さで部品をピックアップし、所定の位置に置きなおすことが出来ます。他のデルタロボットを越えるDeltaBot の際立った特長のひとつは、その最大積載量です。他のデルタロボットの最大積載量が3kg 以下であるのに対し、DeltaBot は最大20kg もの重さに耐えることが出来ます。特長とする高速稼動、保守費用の安さ、最大積載量の大きさは多くのオートメーションアプリケーションで最大の魅力となっています。

研究の初期段階から、Dr. KhajepourはMaplesoft の先端技術コンピューティングソフトウェアであるMaple を、Waterloo 大学ロボット研究プロジェクトでのキーツールとして位置づけてきました。 その後のDeltabot システムの改良や機能強化は全て、Mapleや、ハイパフォーマンス物理モデリング・シミュレーション環境であるMapleSimを利用して行なわれています。MapleとMapleSimは先端の数式処理技術を元に開発されており、ユーザは正確で高精度の結果を得ることが出来ます。MapleとMapleSimなら問題の構造・本質を見抜くことができ、 ユーザはシステムの挙動について素早くアイデアを発展させたり、結論を導き出すことが可能になります。 AEMK Systemsの社長であり創設者、またWaterloo 大学メカニカルエンジニアリングの教授でもあるDr. Khajepourは次のように語っています。“MaplesoftのテクノロジーはDeltaBotシステムの開発プロセスに欠かせない要素であり、 それは現在進めている開発においても同様です。Maplesoft のテクノロジーを利用することにより、ロボットの初期開発にかかる時間を大幅に短縮することができます。私どもの製品の機能強化にあたり、私たちはこれからもMaple やMapleSim を利用し、開発期間の短縮というメリットを享受するつもりです。”

AEMK Systems では、現在進めている研究開発プログラムにおいて、リアルタイムのhardware-in-the-loop (HIL)テストに利用するためMapleSim によるモデリングとシミュレーションを行なっています。モデルの数式をリアルタイム・ソースコードに変換する際、MapleSim のコード生成ツールは更なる最適化を行なうため、シミュレーション速度はより速くなります。これにより、リアルタイムシステムにも適した利用が可能です。Dr. Khajepourは次のように語っています。 “MapleSimとMapleの利用により、私たちは他の開発ツールを使うよりはるかに速くDeltaBot の強化機能を開発し、テストすることが出来ます。Maplesoft 製品があってこそ、私たちは、顧客のニーズや産業界の変化する要求に素早く対応することが出来るのです。”

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